Simple Happy Life

毎日毎日。ごはん作って。ごはん食べて。笑って、怒って、泣いて。そしてまた笑って。そんなフツーの日々の記録です。

仕事してるからこその喜び

2009年10月28日 | まなびー
適当なタイトルが思いつかなかったんで、そのまんま。センス皆無;
昨夜、そんな得がたい想いを人様から頂戴しました

今の仕事の前に関わっていたのは「教育」。それも幼児教育。
とは言っても、教員でも専門家でもないんですけどね。
そんな存在が、運よくor運悪く、幼稚園・保育所のありようを
幼保一元の問題も含めて考える立場になったわけです。

教育の世界って「文科省」という言葉が象徴するようにとっても縦割り社会。
ガチガチに固まっていて、ものすごく住み分けがされている。
(それを決して否定するわけではないですよー。念のため)
先生方は基本的にみなさん、情熱を持って取り組んでいて、とっても純粋。

ただ、シロウトのわたしが素直に思ったのは、こんなコト。
何でそれぞれでやってるの?一緒にやっちゃえばいいぢゃん。知恵だって出てくるし。
でも発達段階とか、教育的某…とかの話になっちゃうと、シロウトは口が出せません。

だけど…幼稚園と保育所が全く別々だなんておかしくない?同じ年齢の子どもだよ。
文科省と厚労省…とか、教育基本法と児童福祉法…とか、えーい面倒くさいっ
幼稚園と保育所が一緒になって何かやろうよ。なんでもいいから。

発端はそんな思いつき。
一緒に仕事をしていた幼稚園のT先生に声をかけ、
「こんなんやりたくないですか?やりましょーよー」と。

彼女を起点に保育士の先生を口説き声をかけ、声をかけ、声をかけw
保護者の声を拾い、上司に話を通し。幼保共通の保育(教育)指針を作ることに。
課長をオトす知恵は、決裁ラインをひとつ飛び越えた次長が授けてくれた
結果。「そんなに言うならやってみろ。でも予算はつけられない」

期間は2年間。でもわたしが実際に関われたのは2年間がスタートする前まで。
その2年間の工程策定と、準備委員会の人選まででした。そう、人事異動

「あなたがいなくなると困る」
最初に声かけした先生がわたしの異動を聞いたときの第一声です。泣けるね。

そしてあれから約1年半。教育畑から遠く離れたわたしに、指針が完成し、
経過と成果の報告会をするので、ぜひ来て欲しい!と連絡が入りました。

行ってビックリ400人も入るホールには幼稚園教諭と保育士がいっぱい。
そして報告の内容は、予想をはるかに超えたスケールにものになってました。
幼稚園と保育所だけでなく、小学校も巻き込んで。
そうそう!この過程が欲しかったの!ものすごーく感動。ウルウル

「言いだしっぺなんだから、来てね

言い出しっぺ…そうかもしれない。でもわたしは言っただけ。
それを形あるものに仕上げていくのは並大抵のコトではなかったはず。
時間のない中。ましてや保育の仕事をしながらです。

それをやり遂げるのは
子どもたちのためにという情熱・純粋な愛情なんだろうと思うのです。
アドバイスをいただいた大学の先生方だってほぼボランティアなのでは?
それを承諾してもらえたのも気持ちが伝わったからこそだと思うのです。

その成果発表の場、そして打ち上げの場にまで、
やり逃げ状態のわたしを呼んでくれて。チームのひとりなんだよーと伝えてくれる。
こんな幸せなコトってそうあるもんじゃない

2年間の残り期間は、現場での研修に当てられます。これも工程どおり。
子どもたちの育ちは工程どおりとはいかないけれど、
先生たちの情熱や愛情はきっと伝わるハズ

T先生。ありがとうあなたと一緒に仕事ができたのはわたしの幸運です。
バタバタと走り回って議論を重ねた数ヶ月、本当に楽しかったです


 「人間の尊厳は仕事なんだよ。おまえの母さんは気づくのが遅かったけど」

スコット・フィッツジェラルドが娘スコッティに言った言葉。胸にしみます。


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