今朝方見た夢・・・
この記事に出てくる初恋の彼女
「会いたい人がいます・・・」
最後に出会った20代の頃の姿で夢に出てきました。
だけど私は60代の今の姿(笑)
私のオンボロ車の助手席に乗ってました。
どう見ても親子かおじいちゃんと孫みたいな(笑)
二人で海に行って砂浜で海を見ています。
それを少し離れた場所からのバックショット。
まるで映画「らせん」のラストシーンで目が覚めました。
ようこそようこそ。
(写真はイメージです)
昨日、友人が話していました。
スーパーで買い物をして
袋に詰めようとしたら
数個の馬鈴薯が床を転がってしまったそうです。
最後の一つを拾おうとしたらおばさんが
拾って自分のかばんに入れて
何事も無かったような顔で行ってしまったそうです。
彼女は言っていました。
日本人も地に落ちたと。
この話を聞いて私も思い出しました。
中学生の頃、茶町のベニヤ模型店に
プラモを買いに行ったとき買ったのが嬉しくて
店の前でおつりのお金をぶちまけてしまいました。
店も前でたむろしていた子供達が
お金を一緒に拾ってくれて事なきを得たのですが
1000円札が無い・・・
すると中の一人がおばさんが拾ったけど、
そのことを言うと自分が拾ったのはこれと
一円玉を見せたそうです。
店の前の二階で一部始終見ていた
おじさんもやって来て近所に住む
奥さんだからといって探してくれました。
でも、見つけられなかったです。
その事を知人のお母さんに話すと憤慨され
おびんずるさまとか言う神様に祈ってくれたそうです。
「これでそのおばさんに罰が当たるさかい」
あれから数十年たちましたがあの界隈で罰が当たって
悲惨な結果になった噂は聞きません。
って言うか・・・・
おびんずるさまって何?
私は去年まで大学時代の同級生の女性から
紹介してもらったひとつ年上のバツイチ女性と
メールでお付き合いしていました。
しかしこの女性が曲者でこちらの都合も
お構いなしでメールを直ぐに返信しないとキレテ
悪態をつくような人で・・・
まさに「蛇女症候群」でした。
ある日・・・
『明日、広島で浴衣祭りがあるから来てね』
と言うメールをもらったのですが
予定が入っていたので丁重にお断りのメールを
返信したのですがそれからの逆襲が凄かった。
散々悪態をついた挙句逆切れしてメール攻撃!
怖くて低姿勢で謝りました。
まあ許してもらったのですが今後のことを考えると
うまい縁の切り方は無いものかと思案した結果
『気持ち悪がられて向こうから嫌われる作戦』
を思いつきました。
その作戦とは彼女からメールがきたら
とにかく卑猥な質問攻めをするという作戦です。
『今日のパンツは何色』とかから始まり
ここには到底書けない(書いてはいけない)
質問攻めをするのです。
最初は彼女も面白がって雰囲気出したりして
返信してきましたが毎回毎回
私に送信したメールにエロメールが
返信されるわけですから最後には
「ノーマルなメールのやり取りがしたいけど貴方とは無理、やっていけない」
と言うメールで着信拒否されてしまいました。
その途端ワタシがガッツポーズとともに
安堵したのは言うまでもありません。
これで変な恨みかう心配も無くなったわけです。
でも同級生からは電話で直接怒られました。
まあ事情を説明したら納得してはくれましたが…。
たたりでもタタリでも祟りでもない。
数年前にレンタルビデオ屋さんで
こういった書き方の作品を見つけたとき妙に怖かった。
話は変わるけれどやはり数年前に
「仮面の忍者赤影」という作品の
海外版予告編というのを見た事がある。
小学生の頃テレビでオープニングのキメ台詞
「赤影参上!」が外人の吹き替えで
「WATARI」になっていた?
原作の忍者漫画はあるけれど原作者が全く違う?
話を元に戻そう。
今回の話は、因縁というかなんと言うか、
やはりTATARIとしか言いようが無い。
この話は私の母親から聞いた話である。
やはり主人公は前回の狐に騙された爺様である。
前にも書いたけれど私の実家は回りは田んぼで
少し離れた場所に山林があります。
この田んぼと山林が曲者で売れないというか開発できない。
何故?
それはね、掘ったり崩したりすると
必ず古墳にぶち当たる確立が高いのです。
現にまだ掘られていないのに山肌がずれて
横穴が見えている箇所は何箇所かあります。
だから、宅地としては売れないから開発できないのです。
このお話はそんなお山で起きた出来事です。
むかしむかしの事じゃった。
爺様が若い頃にあった不思議なお話。
ある日爺様は庭をみてこう思った。
「松の木でも植えようかの」
そこで爺様は近所の吾作どん(仮名)と二人で
道具を担いでお山に出かけたんだそうな。
えっちらおっちら、えっちらおっちら、
えっちらおっちら、えっちらおっちら、
えっちらおっちら、えっちらおっちら、
えっちらおっちら、えっちらおっちら、
えっちらおっちら、えっちらおっちら、
えっちらおっちら、えっちらおっちら、
えっちらおっちら、えっちらおっちら、
えっちらおっちら、
ようよう、枝振りのええ松の木を見つけたんだそうな。
ざつくりぽっくりどっこいしょ、
ざつくりぽっくりどっこいしょ、
ざつくりぽっくりどっこいしょ、
ざつくりぽっくりどっこいしょと
友人二人と根を掘り起こして一息ついていると
何かを見つけた吾作どんが爺様を呼んだ。
吾作「茂十(仮名)ちょっとここんとこみてみれ」
茂十「なんじうゃい吾作、何事かい?」
爺様が吾作どんの側に行くと
今、根っこを掘り起こしてポッカリコンと
開いた大きな穴を指差している。
なんじゃあ~と爺様が穴の底をよく見ると
何やらあるではありませんか。
手で泥を払うとこれが結構大きな岩じゃったそうな。
「なんじゃろうの茂十?」
「ちょっと待ってみい」
爺様は根っこを起こすための長い鉄棒で
その岩を突いてみたんじゃそうな。
ボコボボリン、ボコボボリン
岩なのに変な音がします。
「吾作よ~この下なんぞあるようじゃの~」
二人は岩に沿って掘ってみる事に。
ざつくりぽっくり何かいな?
ざつくりぽっくり何かいな?
ざつくりぽっくり何かいな?
ざつくりぽっくり何かいな?
しばらく掘ると大きな石の蓋の様なもんが
出てきたんじゃそうな。
爺様が吾作どんとその石をずらしてみると、
中には遺骨らしきものと綺麗な副葬品が………
つまりは二人して古墳を発掘してしまったんじゃ~。
しかも、盗掘されていない貴重な石棺を
見つけてしまったのじゃった。
しかし、当時はお代官(仮名)から
古墳等を勝手に掘ってはならぬし
盗掘などすれば手が後ろに回ると
きつく言われていたので二人は
元通りに埋めて帰ったんじゃそうな。
数日してこの話を聞いた近所のある年寄りがな、
皆が止めるのも聞かずその石棺を掘り起こして
中の副葬品全部持ってきてしまったんじゃ。
するとな、まずその家の跡取りである長男が死んだそうな。
次男が継いだが子供が死んだり出来なかったり。
挙句の果てに気がふれたようになってしまった。
その後も不幸が続きとうとう一族
絶えてしまったんじゃそうな。
最後に爺様は母親にこう言っていたという事です。
「あんとき、儂が持ってかえっとったら、うちが絶えとった」
「正直言うと、持ってけ持ってけ言われたけどこらえた」と
これこっぽし釜のふた
果たしてこのお話は
モノノ怪・アヤカシの話と言えるかどうか(笑)。
出来れば日本昔話の主題歌をBGMで流してください。
ドンドコドン、ドンドコドンドンドコドンで出てコイコイ。
チャララララララララララララ~
チャララララララララララララ~ラ・ラ・ラ
ほ~ら出てきた出てきた出てきたよ。
お話のおじさん出てきたよ。
今日のお話は「狐に騙された男」のお話だ。
私の祖父は10年以上前に80歳で亡くなりました。
その祖父が若い頃の話と言いますから
おそらく戦前の話だと思います。
さて、私の実家は田んぼの真ん中にある集落です。
実際に100年くらいここに住んでるのですが
周りは未だに未開発の田んぼばかりです。
その集落の真後ろに
茶臼山という山があるのですが、
その山には「滝の小太郎」と言う
狐の神様が祭られているそうです。
ある夜、祖父は大庭村
(現在は大庭町ですが当然そんな昔は村)での
お祝いに呼ばれてすっかりと帰りが遅くなったそうです。
当時は街灯も無ければ
今のような立派な道も無かったですから
真っ暗な道を自転車をこいで
田んぼ道を走っていたそうです。
もう少しで家だと言う時に
祖父はあることに気がつきました。
少し離れた田んぼの中でなにやら火が燃えている。
しかも騒がしい。
暗い中で祖父がよくよく見ると
なんと絣の着物を着た(当時は当たり前)子供たちが
焚き火を囲んで何やら騒いでいたのです。
でも、時間が時間なので
(昔は子供たちだけでそういった集まりをして
上級生を中心に子供同士のルールを決めていたそうです。
決して今のコンビニの前で屯している連中とは違います)
少し注意をしておこうと思った祖父は
自転車をあぜ道においてその子供の集団に近づいたそうです。
けれど祖父が近づいても近づいても
一向に子供の集団との距離が縮まらない。
どんどん離れていく。
あれあれこれは変だぞ~と祖父は
思いながらさらに近づいていくと……
その子供の集団は一つの火の玉となってす~っと
茶臼山へ向かって飛んで行ったそうです。
あれあれ~えらいもん見ちゃったなあと
祖父は滝の小太郎さんの事を直ぐに思い出したんだそうです。
そんな祖父も少々怖くなって足早に
自転車のあるところに戻ったそうです。
するとそこには………
確かに自転車の荷台に括り付けておいたはずの
ご馳走の折箱が消えてなくなっていたそうです。
もう本当に怖くなって転げるように家に帰り
その事をひい爺様に話したそうです。
するとひい爺様の言う事には
「あ~滝の小太郎さんにだまされたなあ」と一言。
祖父は言ってました。
「昔は狐も狸も狢み~んな人を化かしてた」
「でも、不思議と腹はたたんかった」
ってね。
「新しい車を買っちゃった」
「買っちゃったって何それ?」
洋子のマーチが調子が悪いと聞いたのは
確か先週のことだった。
普段なら自分の得意分野でない事は
あれこれと聞いてくるのに
今回は全くの寝耳に水状態だった。
「で、何買ったの?」
洋子は私の質問をはぐらかして
まるで若い娘のように笑うと
「ヒ・ミ・ツ」
そう言ったきり何を聞いても
答えてくれなくなった。
一週間後、自宅に届いた車を見て
私は自分の目を疑った。
目にも鮮やかな黄色い
亀のようにずんぐりとした
軽自動車が玄関先に鎮座していたからだ。
その後、一通りの説明と感謝を込めた
言葉を残して営業マンは帰っていった。
「運転してみてよ」
「お前が買ったものだろう」
「そうよ、お金を払うのも私なんだから」
「お願い、試運転してみて」
「でもなあ…」
「何で2シーターなんだよ?」
「趣味のスケッチ行く時はどうするんだよ?」
「このての車はトランクに荷物を積むとオープン出来ないんだぞ」
「その時は、貴方のワゴンRがあるじゃないの」
洋子は、哀願するような目で私を見つめた。
いつもこの目に私は弱い。
「仕方ないなあ」
そう言いつつも私は密かに期待していた。
そう、生まれて初めて乗るオープンカーに。
「オープンカーにして走ってみましょうよ」
助手席のドアを閉めた途端
洋子の手が伸びてきた。
「いや、よそう」
「まだ寒いしさあ…」
「それにご近所の目もあるし」
「恥ずかしい?」
洋子が先に私の言いたいことを代弁した。
結局、何時もの様に私が折れる形になる。
「ポチッとな」
洋子はおどけた様に屋根の開閉スイッチを押した。
低いモーター音とともに
屋根がスライドしてトランクに収納されていく。
走り出すとヒーター全開にしても寒い。
シートにもヒーターが入っているが
背中からポカポカと暖められて
何だか妙な気分だ。
助手席の洋子はゴーグルのような
大きなメガネをかけていた。
全く、いつの間にそんな物を
手に入れていたのか相変わらず
用意周到である。
でも、思ったよりも開放感と爽快感はあった。
それに対向車がすれ違うたびに
マジマジと私たちを見て行った。
それから20分ほど車を走らせると
見晴らしの良い展望台の駐車場に滑り込ませた。
「どう?」
「どう?って、車自体は悪くなんだが…」
「この色がなあ…」
「黄色以外は思いつかなかったのか?」
「あら、相変わらず良平さんは美的センスが無いわね」
「美的センスの問題じゃあ無いと思うけど」
「いい、軽自動車のナンバープレートって何色かしら?」
「黄色…」
「そうでしょう」
「でもね…」
そこまで言って洋子は
缶コーヒーで喉を潤した。
「黄色いナンバープレートが似合うのは…」
「やっぱり黄色しかないでしょう」
「それだけの理由かい」
私は少々あきれ気味で答えた。
「それにね…」
「久しぶりに思い出しちゃった」
「何を?」
「結婚する前…」
「良平さんにバイクの後ろに乗せてもらったこと」
「あの時、初めて解った事があるの」
「風を切って走るって気持ちが良いんだなあって」
私は照れくさそうにそう話す洋子の姿を見て
逆に照れくさくなって
それを隠すために缶コーヒーを一気に飲み干した。
「ねえ、私が死んだらあなたどうする?」
「何だよ…」
「藪から棒だぞ!」
「だから、私が死んだらあなたどうするの?」
黒ブチメガネの奥から洋子の視線が
ずっと私を見つめている。
「そうだなあ…」
「悲しすぎて何も出来なくなるかもな」
私は少々おどけて見せた。
その途端、洋子は嬉しいのか悲しいのか
解らない表情をすると、フッと小さく笑って見せた。
「お前はどうなんだよ?」
「俺がもし先に死んだら…」
洋子は少し考えると、
「南の島に移住するわ」
「…」
「移住して、貴方のお骨を大好きな海に散骨してあげる」
「ひでえ話だなあ」
私は笑って見せたが内心は少し寂しかった。
そうなのだ。
私たちが死んでも
誰も看取ってはくれない。
私たちには子供が居ない。
だから、私と洋子が死んだらそれで終わりなのだ。
潔いと言えば聞こえは良いが、それは若い頃の話だ。
歳を重ねていくうちに不安もあれば寂しさもある。
「どうなっちゃうんだろうね?」
「え…」
「この家もお墓も」
たぶん、私たちが死んで何年かすれば
この家も壊されて更地になっているかもしれない。
墓も無縁墓になってしまうだろう。
「寂しいわねえ」
「寂しいよなあ」
今はまだ洋子が居るから大丈夫かもしれない。
けれど、それでもふたりぼっちなのだ。
将来、どちらかが欠ければ
正真正銘のひとりぼっちになってしまう。
それっきり、洋子は黙ってしまった。
私は、いたたまれない気分になって
その場を離れた。
(あとづけ)
若いうちはこんな事なんて考えた事もありませんでした。
でも最近良く考えます。
将来、自分が死んだらこの家やお墓はどうなるんだろうと?
実際、子供がいても出て行けば同じジャン!と
既婚の同級生は言います。
確かにそうなんだろうけれど・・・
君の言葉には余裕と言うものが感じられます。
今、結婚を考えている人、結婚なんか関係ないわと思っている人。
確かに若い内はそれで良いでしょう。
私もそうでした(笑)。
でもね、明日が楽しければそれで良いじゃん!って言うのは
若い内のしかもほんの少しの期間だけなのですよ。
歳をとると次第に明日が来るのが恐く感じるようになるのです。
ひとりだと尚更ですよ。
「あら、雪だわ」
縁側で繕い物をしていた妻の洋子が
鉛色をした空を見上げながらそう言った。
「どうりで寒いと思った」
「そんなに酷い降りかい?」
私は洋子の側に座ると
一緒に空を見上げた。
ふと気がつくと洋子の顔が
私の顔すれすれにあった。
洋子はそれとは気づかずにヒラヒラと舞う
雪を見ているだけだった。
年甲斐も無く私は、妙に照れてしまった。
こんなに近くで妻の洋子の顔をを見たのは
何年ぶりだろうか?
「このぶんじゃあハワイも雪だわね」
「え…」
洋子の口からそんな言葉が漏れた。
「え…」
「きっとそうよ」
「…」
「ここいらがこんなに寒いんだから」
そう言えば最近、洋子は物忘れが酷くなった。
思えば、いつの間にか二人とも
60が手の届く歳になっていた。
来るべきものが来たのかもしれない。
私はそっと洋子の肩に手を回すと
その華奢な体を引き寄せた。
「なによう、恥ずかしいじゃないの」
そう言いながらも洋子は私に
身を預けた。
「ハワイか…」
私の腕の中で洋子は呟く様に小さな声で
もう一度、それを口にした。
「こんなに寒いんじゃあ」
「ハワイも雪だと思って」
「ハワイになんか雪は降らないだろう」
「何だ?行って見たいのか」
「ううん」
「何故?」
「だって、二人で行ったじゃない」
「何時?」
「結婚する前に二人で一緒に温泉入ったじゃない」
「温泉…?」
「初めてだったのよ殿方と入るなんて」
私は洋子の体を抱きながら思わず大笑いしてしまった。
「何よ?何が可笑しいの?」
洋子は、怪訝そうな顔つきで私を見ている。
「いや、何でもない」
「何なのよ?」
もう一度私は大声で笑ってしまった。
どうやら私の取り越し苦労だったみたいだ。
そんな私を洋子は、ただ不思議そうな顔で
見ているだけだった。
(あとづけ)
最近、孤独死された女優さんの記事を見て
前に引っ越し中のブログに書いたモノを
思い出しましたのでこちらに引っ越します。
私は50歳に手が届く歳ですが未だ独身です。
もはや結婚も子供も諦めています。
やはりああ言った有名人の孤独死の記事を見ると
自分の将来にも不安が残ります。