篠崎博見ミュージアム

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所信表明(こっちが本当の新年の挨拶!)

2014-01-04 18:17:49 | アート・文化
新年の描き初めに始まり、現在、F80とS50の2作品同時進行中。
どちらも公募展向けの作品である。

F80は久々のランニングおじさん。
S50は、ここ数年の公募展向け作品と同じく花と建築物。
しかし、どちらもこれまでとはちょっと違った作品になる。
とくに、S50はこれまでの公募展向け作品とは全く違う物になる。
それは「説明臭い!」という点。

説明臭い作品は興ざめになることが多く、私は好きではない。
ダイレクトに言いたいことを詰め込んだ作品と、説明臭い作品はまたちょっと意味が違う。
一方で、ダイレクトで説明臭くても良い作品はあって、それができる人は天才だけじゃないかな。
「説明臭い」という私の表現が、みなさんにうまく伝わるかは分からないけど、説明臭いのに説明臭さを感じさせないっていうのは、もはや才能。

「説明臭い」をたとえるなら、小学校で「廊下は走らない!」みたいなポスターを描いたとき、子供達はとてもストレートに言いたいことを表現するわけだ。
小学生のポスターはそれでいいと思うけど、それを絵画でやっちゃったようなもの。

でも、今回はあえて説明臭いのを描くぞ!
もちろん、ポスターではないので絵画として成り立つように昇華させなければならないが、いつもよりもストレートに表現するのだ。

なぜ、そんな作品にしようと思ったのかというと、とにかく憤っているから!
新年最初のブログは明るくつづったが、本当は憤っているのである。
世の中は次々と変化しているのに、一見、日常はなにも変わったようには見えない。
日清戦争が始まったときも、東京は開戦前と何も変わった様子はなかったという。
国民の無関心=政治家の餌食
気がつけば取り返しのつかないことになっているのである。

「そんなの考えすぎだ」という楽観主義も恐ろしい。
もっと歴史に学ぼう!

というわけで、この憤りを絵画にぶつけるのである。
この作品がどう評価されるかはわからないが、まずは、絵画として成り立っていないと土俵には上がれないので身を削る覚悟で筆を握るのだ。


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