こんばんは。
数週間にわたりブログを放置して申し訳ありません。
管理人でございます。
本題に入る前に、まずは先週末のご報告を。
日曜日の朝マズメ、南房磯へ弾丸釣行。
北東「微風」の予報に騙され、良型メバルの実績の高い某磯へ突入したものの、実際には立っているだけで足元がふらつくほどの爆風(汗)。
結局、巨大アカメフグ一匹で終了。
明るくなって周囲を見回してみると、フルウェットのルアーマンが5~6名。
皆さんヒラスズキ狙いの様子。
場違いなフカセオヤジは、立ち位置を探していた若いルアーマンに足場を譲り、とぼとぼと撤収。
何のご参考にもならない話で恐縮ながら、釣れたときだけ報告して釣れなかったときは黙っているというのは釣りブログの書き手としてフェアな態度ではないと思うので、恥を忍んでご報告する次第(笑)。
そして、今週末。
黒潮が房総半島に急接近し、先週までとは明らかに状況が変わってきた。
何かが起きる、絶対起きる・・・・
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/kaikyozu/KantoTokaiIZ.asp?n=3 より引用
え?もう起きてる?
やっぱりね!
悶々としているところへ、外房釣師会「チームちょいワル」からの招集メールが届く。
「HG港に集合せよ♪」
久しぶりのカゴアジのお誘い。即決で参加表明する。
土曜日の午後には爆弾低気圧が接近して大荒れになるという予報だが、朝のうちは大丈夫そうだ。
第二ラウンド用にショアジギタックルを持っていくかどうかで迷ったが、まだ肩の調子が万全ではないので、今回は見送ることにした。
仕事を終えると同時に大原の餌屋さんに電話を入れ、コマセの解凍を依頼。
急いで帰宅し、荷物を車に積み込んで出撃準備。
仲間と一緒に竿を出すのは久しぶりなので、本当に楽しみだ。
・・・と、そこへ、rickeyさんから緊急メールが入ってきた。
先行しているB・サーフさんからの情報で、HGは南の強風とウネリでかなり危険な状況だという。
早くも低気圧の影響が出てきたようだ。
残念ながら、明朝のカゴアジ祭りは中止ということになった。
しかし、既に餌屋さんに解凍を依頼してしまったコマセは、責任を持って引取りに行かなければならない。
引き取った以上は、使うしかない。
「どこか安全な港内で、まったり竿を出してきます」とメールを返すと、管理人が遭難するのを心配してか、rickeyさんも付き合ってくださることに(笑)。
午前二時。rickeyさんから「安全第一」で指定された某漁港の港内の岸壁に到着。
南風とウネリを避けられる奥まったャCントだ。
こんな天気だし、ほとんど人は居ないだろうと思っていたら・・・
なんと、既に5~6名の釣り人が!
皆さん、考えることは同じなんですね(笑)。
ほどなくしてrickeyさんも到着。
空いていたスペースに釣り座を構えて、二人並んで竿を出す。
仕鰍ッは、いつものフカセカゴに吹流し二本針。
付け餌はオキアミ。
目標は、とりあえず「ツ抜け」(笑)。
30分経過・・・・
1時間経過・・・・
全く釣れない。
この仕鰍ッで釣れないときは、そもそもアジが居ないのである(汗)。
管理人:「これはやばいですねえ・・・」
rickeyさん:「朝になったら回遊してきますよ・・・多分ね・・・」
私は、目標を「坊主逃れ」に修正した。
そうこうするうち、背後が何やら人の声で賑やかになってきた。
南風で行き場を失った釣り人が集まってきたようだ。
それまで平穏に釣りをしていた先客達の間のわずかな隙間にも、次々と人が入ってくる。
普段であれば注意をすべきところだが、さすがに今日ばかりは仕方がない。
みんな行くところがないんだもんね。
まあ、仲良くやりましょう。
やがて、東の空が明るくなり、待望の朝マズメ。
私のウキがスッと沈み、レギュラーサイズの金アジGET!
「きましたよ♪」とrickeyさんに声を鰍ッると、rickeyさんの竿も曲がっている。
良かった。アジの群れが回遊してきた。
rickeyさんと二人で同じャCントにコマセを投入してアジを足止めしつつ、吹流し仕鰍ッからサビキ仕鰍ッに変更して数釣りモードに入る。
しかし・・・強風に煽られ、肝心な時に仕鰍ッ絡みのトラブルが連発。
ロスタイムが多く、なかなか釣果が伸びない。
うう~ん、じれったい。
ジャスト20匹釣ったところでアタリが遠のき、その後はセグロイワシの大群に仕鰍ッをぐちゃぐちゃにされる展開になってしまった。
コマセもほぼ底をつき、そろそろ終わりかなあと思っていたところへ、ブルーボルボさんが登場。
竿は持たず、イカレたオヤジ二人組の醜態を視察にいらしたご様子(笑)。
はじめまして、とご挨拶し、rickeyさんと三人でしばしのボーイズトーク。
楽しいお話と地元ならではの情報を、たくさん聞かせて頂きました。
ブルーボルボさん、有難うございました。
それにしても、今回の釣行で驚いたのは、アジ狙いの釣り人の多さである。
数年前までは、この時期にこれほど大勢の釣り人が居るなんて考えられなかった。
今朝も数名のアジンガーから声を鰍ッられたが、中には「外房でアジが釣れていると聞いたので、初めて来てみました」という初心者の方も居られた。
釣り雑誌・ブログなどのメディアや釣具店等を介した口コミなど、様々なルートで流れる各種情報の是非については、ここではあえて語らない。
営利活動や仲間内の情報交換など、その目的は様々。
それぞれに理由があり、違法なものでもない限り、それを止める権利は誰にもない。
しかし、ひとつだけ言っておきたいことは、実名の釣り場情報はセンシティブ情報であり、その取り扱いには細心の注意が必要であるということ。
今朝も、駐車車両の整理にやってきた漁協の方と少し話をしたが、「最近のこの騒ぎ」で迷惑駐車が増え、困惑しておられるという。
この港が釣り禁止になるのも時間の問題かもしれない。
先般、日本が参加表明したTPP交渉では、わが国政府は「国益」を守るため一定の「聖域」(sensitivity)を設ける方向で臨むという。
ここでいう「国益」は、決して特定の業界の既得権益のことではない。
例えば農業分野で言えば、安全保障戦略上必要な食料自給率の維持などがこれにあたる。
全国民共通の本質的利益が「国益」であり、守るべき一線である。
釣りの場合はどうだろう。
全釣り人共通の利益として、まず一番に挙げられるのは、末長く釣りを楽しむことのできる良好な釣り場環境の維持であろう。
ローカルもビジターも、ベテランも初心者も関係ない。
皆が楽しく竿を出すことの出来る開かれた釣り場。
それを維持することが、全ての釣り人にとっての利益になる。
そのためには、当然のことながら、地元住民や漁業関係者とのトラブルはご法度だ。
それゆえ、特定の釣り場に多くの釣り人が集中して問題が生じるおそれが高いと認められる情報については、特に慎重な取り扱いが必要になる。
決して、ローカルや常連のエゴで、自分達だけが楽しむために情報を隠しているのではない。
これ以上、貴重な釣り場を失わないために、将来世代も含めて全ての釣り人の為に守るべき「聖域」(sensitivity)がそこにあると、私は思っている。
岸壁から見える堤防には、へヴィータックルを持って続々と戦地に赴くルアーアングラーの姿が。
さすが、対応が早いですね。ご健闘をお祈りします。
ただし、くれぐれも情報管理にはご留意を・・・。
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