エヴァンゲリオン最終巻が発売された週末。
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衆院解散やら尺アジ爆やら座布団乱舞やら何やらで世間は騒がしいが、私はいつも通りに出撃準備。
何しろ私は、キツネ顔の青い「使徒」から人類を守るという重大な使命を負っているのだ(意味不明w)。
そして今回、使徒迎撃の前に、やり残した宿題をひとつ片付けておくことにした。
それは、今年の夏シーズンのアジングで試すつもりですっかり忘れていた「これ」。
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ガルプアライブ「マリネード」。
強烈な匂いの集魚剤。
マリネードの匂いに比べたら、オリジナルのガルプ汁の匂いなんて、まるで爽やかなライムの香りである。
これをガルプ汁に数滴垂らすだけで、破壊力MAXの「ハイパーガルプ汁」に変身。
そのあまりにも凶暴な匂いに恐れおののいた私は、その後一度もボトルの蓋を開けていない。
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このハイパーガルプ。
果たして本当に効果があるのか。
オリジナルガルプと比べてどうなのか。
この手でしっかり確かめてやろうと思う。
比較の為に、オリジナルガルプ用のボトルをもう一つ用意した。
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<夜の部>
午前3時、釣り場に到着。
このところ、外房~南房の有名ャCントはどこもアジが好調で大混雑という情報を聞いていたので、今回はあえて情報空白地帯のャCントを選択した。
大勢の釣り人が集まるャCントで、コマセに群がるアジをアジングで釣ってみても意味がない。
腹を空かせて餌場を回遊するアジを、本来の食性に従って静かに狙うのがアジングだと思っている。
案の定、マイナー堤防に釣り人はほとんどいない。
内側の中ほどに、餌師が二名。
先端のベストャWションは無人。
よし、今日は貸し切りだ。
アジング成立の条件充足♪
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さっそくタックルを準備して、戦闘開始。
まずはハイパーガルプで攻めてみる。
いったんボトムをとり、ゆっくりと巻き上げてレンジを探る。
すると、一投目からすぐにヒット。
この時期の外房レギュラーサイズ。
レンジはかなり深めだ。
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三匹ほど釣ったところで、比較の為にオリジナルガルプに替えてみる。
その結果は・・・
全く同じペースで釣れる(笑)。
これはどう理解すればよいのだろう。
ハイパーガルプは効果がないのか。
それとも、オリジナルガルプで十分ということなのか・・・
そうこうするうち、小サバの大群が回遊してきて、ジグヘッドが着水するやいなや即ヒットする騒ぎに(汗)。
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鰍ゥった瞬間、あさっての方向に疾走する小サバに迄Mされ、全く釣りにならない。
ハイパーガルプ汁の検証はまた次の機会に行うことにして、夜の部のアジングを終了した。
<夜の部の釣果>
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アジ19~22cm×8匹
<夜の部のタックル>
ロッド:月匠「碧」GSA-611ULS
リール:1000SS
ライン:PE 0.3 号+フロロリーダー0.6号。
ジグヘッド:1.5g
<朝の部>
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ご来光を拝みながら、戦場へ到着。
沖には今日もいい感じの潮目ができている。
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先日、漁港脇の漁協直売所を覗いたところ、美味しそうなサゴシが沢山並んでいた。
沖でたくさん網にかかるという。
そういえば昨年、メーターオーバーのサワラが釣れたのも11月だったか。
キツネがダメでもサワラが釣れたら嬉しいなあ、などと妄想を膨らませながら、ショアジギタックルを準備。
迎撃態勢を整える。
果たしてターゲットは現れるのか・・・
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はい。
本日も、我らの海はいたって平和でありました。
鳥も飛ばず、ナブラも立たず、イワシの群れも回らず・・・
あわよくばヒラメでも潜んでいないかとワームでボトムを探ってみたりもしたが、やはり異常なし。
目の前の海面では、スナメリの群れが悠然とライズを繰り返している。
近くでイシモチを狙っていたおじさんも、スナメリが現れたら魚は逃げちまうなあと諦め顔。
使徒の気配など微塵も感じられないのどかな海にすっかり心を折られ、粘る気力もなく撤収。
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鳥さんんもヒマを持て余している様子。
たまにはのんびり休養するのもいいんでないかい。
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唯一活性が高かったのは、サーファーの皆さん。
いい波が来るといいですね。
体力、気力ともに尽き果て、活動限界に達した私は、そのまま駐車場で爆睡。
ZZZZZ・・・・・
<朝の部の釣果>
なし
<朝の部のタックル>
ロッド:ロッキーショア・パーガトリー100/12、100/13
リール:SW6000HG
ライン:PE3号+フロロリーダー10号
ルアー:メタルジグ60~80g、プラグ、ワーム等
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ちなみに、駐車場で聞いた若いサーファー二人組の会話。
「今日、ジュゴンみたいな生き物がいた。」
「浮ヲ~!」
「頭が丸くて、つるつるしてて、いきなり目の前にヌッと出てきやがんの。」
「浮ヲ~!浮ヲ~!!!」
だから、スナメリだってば(笑)。
帰宅途中、なぜだか無性にハマグリを食べたくなった私。
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ふらふらと、いつもの「漁場」に寄り道。
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地元九十九里産のハマグリを首尾よくGETし、さらにこんなお宝も。
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にょろにょろ動く元気な「ながらみ(ダンベイキサゴ)」♪
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これは自分で釣ったから要らない。
私の魚の方が新鮮だもんね(笑)。
ふとスマホを見ると、別のャCントで警戒にあたっていた釣友からラインメッセージが入っている。
何だろうと思って開いてみると・・・
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ななななんと!
キツネ顔の青い「使徒」の撃墜画像が!
くそ~、今日はそっちだったか。
羨ましい!
ヒラマサよりずっと羨ましい!
ネルフ(NELF※)本部にも不穏な動きが。
うぬぬぬぬ・・・・・
※Nanbou Enthusiastic Loco Fishermen
来週はどうする、俺?
<今週の肴>
まずは、アジのたたき。
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ハマグリは、酒蒸しに。
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ながらみは、シンプルに塩茹でに。
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外房の潮の味は、釣り師の悔し涙の味。
しみじみ美味しゅうございました。