今年の外房は少し変だ。
これまであまり聞いたことのなかったハガツオが、晩秋になったというのにいまだにショアから釣れている。
沖ではもっと大変なことになっているという。
おかしな事もあるものだなあと思っていたが、本日、日課の(笑)海況速報チェックをしていて、あることに気が付いた。
今まで房総沖の水温しか見ていなかったので分からなかったが、駿河湾~遠州灘沖の水温が妙に低いのである。
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http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/kaikyozu/KantoTokaiIZ.asp?n=3 より引用
別のサイトを見ると、更にはっきりとその傾向が分かる。
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http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/index.html より引用
図の青い部分が、平年よりも水温の低いところ。
赤い部分は、逆に高いところ。
房総沖の水温は平年と変わらないが、駿河湾から遠州灘にかけて、大規模な冷水塊が発生しているようだ。
なるほど、そうか。
これはあくまでも私の想像だが、この冷水塊を嫌った暖水性のハガツオの群れが、暖かい房総半島沖まで逃げてきたというのが、この異変の原因ではなかろうか。
ということは・・・
今年のハガツオは、やはり今年限りなのかもしれない。
ん~、一匹でいいから釣りたいなあ。