さて、今週の釣行記である。
前回の「小磯の溝撃ち」パターンを再検証するべく、今回もルアー一本勝負で出撃。
夜明け前に現地に到着し、駐車スペースからャCントとなる磯場を遠望すると・・・
あらら。
波被ってますがな。
潮位が高いことに加え、前日の強風によるウネリも残っているようだ。
再検証は次回のお愉しみに残しておくことにして、とりあえず本日竿を出せそうなャCントを探して海岸線を移動した。
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少し車を走らせて到着した誰も居ないサーフ。
今日はここでやってみよう。
ウエーダーを履いて波打ち際に立ち、まだ暗い海に向かってルアーをキャスト。
ボトムの様子を探るつもりでゆっくり曳いていると・・・
いきなりググン!
でも小っちゃい。
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目測35cm位のソゲ。
大きくなったらまたおいでとリリース。
しばらくルアーを投げているうちに、ボトムの様子がだんだん分かってきた。
波打ち際から20mくらいまでは浅いがその先が深くなっていて、所謂「かけあがり」がある。
魚が着くとすればその辺りだろう。
それほど遠投する必要はなさそうだ。
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ルアーをシンキングミノーに替えて、ボトムレンジを意識して探ってみる。
しばらくすると、またまたググン!
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この子も小っちゃい(笑)。
お兄ちゃんかお姉ちゃん連れておいでとリリース。
そうこうするうち、どこからか集まってきたウミウの群れが目の前で騒ぎ始めた。
次々と海中にダイブして、何かを獲っている。
小魚でも居るのだろうか。
カモメが全く飛んでいないところからすると、カタクチイワシの群れではなさそうだ。
今ルアーを投げると間違いなくウミウを釣ってしまうので、砂浜に腰を下ろしてしばし休憩。
持参した菓子パンを齧りながら、奴らが居なくなるのを待つ。
集落に近いサーフだからだろう。近所のとっつぁん達が次々と朝の散歩に現れては、兄ちゃん釣れたか?と私に声をかけてくる。
一昨年は良く釣れていたけど昨年は駄目だったとか、台風で浜の地形がかくかくしかじか変わってしまったとか、あの辺りには根があって根鰍ゥりするから気を付けろとか、地元ならではの貴重な情報を色々と教えてくれた。
ソゲが釣れたけどリリースしたと言うと、勿体ない勿体ないソゲでも十分酒の肴になるのに・・・と本気で残念がるとっつぁんも居た。
分かりました。次に釣れたら差し上げます(笑)。
ウミウが居なくなったところで試合再開。
30m程先のかけあがりを念入りに探りながら横に移動し、とっつぁんが教えてくれた根鰍ゥり注意のツブ根ゾーンにさしかかったところで・・・
ドスン!
明らかに、今までと違うアタリ。
重い!
慎重にャ塔sングで寄せ、波に乗せてずり上げた獲物は・・・
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66cm
YES!
大本命の肉厚寒ビラメ!
やったね♪嬉しい。
フックを外し、鰓の後ろから動脈にナイフを当てて絞めていたら、またまた地元のとっつぁん達が周りに集まってきて賑やかになった。
兄ちゃん、良かったなあと口々に祝福してくれる。
中には私のルアーを手に取って、これはどこに行けば買えるんだ?と聞く人も(笑)。
有難うございます。
何だかとても暖かい人情に触れたような気がしました。
外房の海も人も、大好きです♪
<本日のタックル>
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ロッド:タイドマーク・アルテサーノ・エヴォルティア107/09
リール:ステラSW4000XG
ライン:PE1.5号+フロロリーダー8号
ヒットルアー:サスケ140裂風
さて、本命が釣れたので、次は当然「あれ」を調達しなければならない。
そう!乾杯用のお酒である(笑)。
帰り道、少し遠回りをして某酒屋さんに立ち寄り、最近ハマっている「風の森」を購入した。
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色々な酒米で造ったお酒をリリースしている蔵元さんだが、この「山田錦」を飲むのは初めてだ。
お店の説明によれば、すっきりした辛口で、それでいて比較的酸度の高いお酒なのだとか。
ふむふむ成程。
それでは、こんな料理と合わせてみるのはどうでしょう。
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外房産寒平目のアクアパッツァ、潮待小屋風。
洋食をワインではなく敢えて日本酒でいただくのも、また粋なものであります。
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美味しゅうございました♪