今日は実に３ヶ月ぶりのカゴアジ釣行である。
釣り方をちゃんと覚えているかどうか、正直言って心許ない（笑）。
ゴールデンウイークの混雑が心配だったが、贅沢さえ言わなければ広い海岸線のどこかで竿は出せるだろうと楽観的に構えて出撃した。
いつもより少し早めに出発し、深夜の南房に到着。
解凍を依頼しておいたアミエビブロックを受け取るために釣り餌屋さんに立ち寄ると、普段の休日の5倍くらいの予約済コマセが並べられている。
ＧＷ、おそるべし（汗）。
ただ、そのほとんどはオキアミブロック。
クロダイ狙いの釣り人なら、ャCントがバッティングする心配はまずない。
これが冷凍トコブシやサザエだったら焦るのだが・・・。
本命と目したャCントに着いて車を降りてみると、予想外に南西風が強い。
ウネリもかなりあるようで、磯のあちらこちらに白い大きな波しぶきが上がっているのが見える。
これは厳しいなあ、としばらく躊躇したが、風さえ収まればなんとかなるだろうととりあえず突入。
時刻は午前１時過ぎ。
波をかぶっていないいつもより一段高い足場に釣り座を構えて第一投。
しかし、横なぐりの風にラインがあおられ、仕鰍ｯが全く落ち着かない。
風に押されるロッドを手で支えているだけでも非常に疲れる。
当然、竿鰍ｯなんか使えない。
さらに、釣りを開始して１０分ほどたった頃、不意にそれまでとは明らかにサイズの違う波が押し寄せてきた。
「うわ！」と思う間もなく目の前に白い波しぶきが上がり、シャワーのように頭の上から降ってきた。
びええ～（泣）。
今朝の満潮は午前５時頃なので、これからさらに潮位が上がってくる。
このままここに居ては危険と判断し、即座に荷物をまとめて撤収した。
いったん車に戻り、次のャCントを探して移動。
西へ行くともっと酷いことになりそうな気がしたので、とりあえず東へ向かって走る。
頭の中では、ケニー・ロギンスの"DANGER ZONE"のリフが鳴り響いている（笑）。
"THE GREATEST HITS OF KENNY LOGGINS" COLUMBIA
風裏、波裏になる安全な堤防や磯をいくつか見て回ったが、さすがにどこも先釣者の姿が有る。
うーん、参ったな。
これでも一応「常識人」のつもりなので、できれば先釣者の居るャCントに割って入るようなことはしたくない。
そして辿り着いた某磯場。
時刻はもうすぐ午前４時。
車を降りてみると、あれ？風が無い。
背後の山にさえぎられているのか、それとも風自体がおさまったのか。
海の様子も、最初に入ったャCントに比べればはるかに穏やかだ。
さらに、広い磯に先釣者が一人も居ない。
ラッキー♪ ここに決めた♪
かくして、ＧＷのさなかに一級ャCント独り占めで釣り開始（笑）。
しかし、悲しいことに日の出まであと１時間ほどしかない。
コマセが効き始めるまでのタイムラグを考えると、残された時間はさらに短い。
最初のうちは、付け餌は付けずにただコマセのみをバンバン打ち返してャCントを作る。
満月に照らされ潮目がはっきりと見えているので非常にやり易い。
１０投程コマセを入れたところで付け餌のオキアミをセットし、今度はじっくりとタナまで沈めてアタリを待つ。
仕鰍ｯが馴染んだところで軽く誘いを入れてやると、竿先をゴゴンッと引き込むアタリで体長２５ｃｍオーバーの南房レギュラーサイズがヒット。
良く太って体高のある「金アジ」だ。
よっしゃ！ アジ居るじゃん♪
その後もほぼ一投一匹のペースで、日の出までの間に尺サイズ２匹を含めて７匹捕獲。
わが家のお土産にはこれ位あれば充分（笑）。
日の出後は、お約束のフグの猛襲。
残りのコマセで少し粘ってみたが、当然ながら何事も起きず、本日のカゴアジの部は終了。
その後エギングが出来そうな場所を探して浦賀水道内側方面にも行ってみたが、数メートルおきにびっしり並んだエギンガーのオーラに圧唐ｳれ、竿も出せずにすごすごと退却。
やっぱ、私みたいな田舎者には、まるで夜の六本木の雑踏のような「内側」はハードル高いです（笑）。
