潮待小屋

初釣り

 

先日、職場近くの神社にお参りして、釣行の安全と大漁を祈願した。
今年も元気に怪我なく楽しい釣りができますように。
あわよくば、大きな魚、珍しい魚が釣れますように。





さて、新年最初の週末休みである。
3週間も出撃していなかったので、釣りの仕方をすっかり忘れてしまった。
まあ、慌てずぼちぼちと始動しますかね。

今年の初釣りは、南房磯で磯ヒラメ狙い。
例年、初釣りはHG堤防に出撃するのだが、三連休の初日ということもあり混雑しているだろうと予想して、今回は見送った。

午前4時、釣り場近くの駐車スペースに到着。
冬用のネオプレーンウエーダーを履き、必要な荷物を入れた磯用背負子を担いで、ャCントまでの長い道程をてくてくと歩く。
海岸に出たら、膝上まで浸かって磯に渡る。
波のある日には渡れない磯だが、今日は凪いでいるので大丈夫だ。





周囲には、見渡す限り釣り人の姿はない。
遠くの岬に見える赤いLEDの灯りは、夜メジナ狙いのフカセ師か。
空には美しい満点の星。
凛とした、静寂の世界。
そんな中、私はひたすらヘッドランプの灯りで照らした蓄光ワームを投げる。





そして迎えた朝マズメのプライムタイム。
見事な潮目もできていたので期待したのだが・・・

残念ながらなんの反応もなし。
そもそも、ベイトっ気が全く無いのである。
ルアーをシンペンやミノー、メタルジグに変えてみても駄目。
ん~、やっちまったか。





場所替えを決意して荷物をまとめ、岸まで戻った丁度そのとき。
それまで寝ぐらで休んでいた海鳥の大群が一斉に飛び立ち、つい今しがたまで私が立っていた岬の先端付近で見事なトルネードを作った。
しばらくその場に立ち止まり様子を見たが、海面を刺して餌を捕食している様子は全く無い。
これは「鳥山」ではなく、海鳥の寝ぐら付近で早朝に繰り広げられる「出撃前の全体朝礼」だ。
釣りを始めたばかりのアングラーは、しばしばこれに騙される。

案の定、若いルアーマンが一人、興奮した様子でやってきたので、「ベイトは居ませんよ」と教えてあげたが、彼は「いや、トウゴロウかサヨリが寄っているんですよ」と言い残して果敢に突入していった。
なるほど、その意気や良し!(笑)
頑張って下さい。





その後も移動しながら数か所の磯を撃ってみたが、どこも海底丸見えのベタ凪澄み潮。
さすがにこれでは日中の釣りは厳しかろう。





参りました。
降参です。撤収します。
今年の初釣りは丸坊主でありました(泣)。
次回は堤防で泳がせ釣りかな・・・





道具を片付け、オドヤで買い物をしてそのまま帰宅しようかとも思ったが、今日は外房釣師会のメンバーが揃ってこの近くの港まで遠征しているというので、新年のご挨拶を兼ねて陣中見舞いに立ち寄った。
なるほど。あっちの釣り場は混雑していますからね。
こちらが正解ですね。

すると、なんと真昼間にもかかわらず、皆さん良型のカマスを爆釣中である。
良竿さんは既に2束以上捕獲して休憩中。まじすか!
門番さんが丁度お帰りになるところだったので、そのあとに入れていただき、B.サーフさん、MOBARAさん、キャロルさんと並んで竿を振ることにした。

今日はフラッシャーサビキへの反応が良いとのことだが、あいにく私はヒラメ用に準備したタックルしか持っていない。
アジング用のタックルがあればよかったのだが、無いものは仕方がないので、手持ちのルアーの中で一番シルエットの小さい「ぶっとび君」を投げてみた。
すると・・・





釣れた。
というか、引っかかってきた。
飲み込めないルアーにじゃれついているのか、エラの周りにフックが鰍ゥるパターンが多かった。
蒸着メッキのぶっとび君がカマスの鋭い歯でみるみる傷だらけになっていく。





小一時間ほど竿を振り、わが家の夕食のテーブルに載せる分だけゲットして納竿。
まだまだ爆釣中の皆さんにご挨拶して、帰路についた。
皆さんお疲れ様でした。
今年もよろしくお願い申し上げます。


<本日のカマスタックル?>
ロッド:タイドマーク・アルテサーノ・エヴォルティア107/09
リール:ステラ4000XG
ライン:PE1号+フロロリーダー6号
ルアー:ぶっとび君95S



帰路、釣具屋さんに立ち寄ってフラッシャーサビキを調達したことはいうまでもない(笑)。
これからは、いつカマスの群れに遭遇してもいいように、ャPットにひとつ忍ばせておこう。





◇◇◇◇◇


恒例の料理編。
本日のお題は、棚からぼた餅的にゲットしたカマス15匹。





前回のおさらい。
カマスの種類の見分け方を復習してみよう。
腹びれが背びれよりも前にあれば本カマス(アカカマス)、同一線上にあればミズカマス(ヤマトカマス)である。
今回のカマスも、本カマスだ。





刺身で美味しい本カマス。
今回は「たたき」でいただいてみた。





アジと違ってたたいてもあまり粘り気が出ないので、箸でつまむのは難儀するが、上品な脂の乗った癖のない白身は優しい甘みがあって絶品♪
純粋に食材として評価するなら、ヒラメよりも上なのではなかろうか。
家族は、刻み大葉と一緒にご飯に載せて醤油をひと回し垂らした「カマス丼」で食べていたが、これも美味しそうだ。





晩酌は、八海山の生原酒で。
微妙に私の好みとは違ったが、一般的な水準から見れば十分に美味しい素晴らしいお酒である。
でも、私は多分二度と買わない。





最後の締めは、カマスのたたきをご飯に載せてアツアツの出汁をかけ、刻み海苔と三つ葉を散らした「カマス茶漬け」で。
「ああ~、パパだけずる~い!」
知らんがな(笑)。





◇◇◇◇◇


食後は、100円ショップで買ったトップコートで、小傷だらけになったぶっとび君を補修。





さて、次回はどこで何を♪




     

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コメント一覧

かめやまこ
門番さん、こんばんは。
こちらこそ、有難うございました。
当初、竿を振る気は無かったのですが、門番さんのおかげでお土産を確保することができました(笑)。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
かめやまこ
びっちゃさん、こんばんは。
そうなんです。
ウエーダーを家族に黙って干したら、びっくりするからやめてくれと叱られました(笑)。
かめやまこ
良竿さん、こんばんは。
年末釣行に引き続き、お世話になりました。
カマスの大群・・・すごいですね。
いったいどのくらいいるのでしょうか。

無節操だなんてとんでもありません。
ご近所からのお裾分けリクエストという崇高な使命に応えるためですから(笑)。
今年もよろしくお願い申し上げます。
門番
かめやまこさん、お疲れさまでした

 丁度良い時にお見えいただき、本当ににありがとうございます。きりがないほどつれ続けていたので、終了のタイミングを逸していたところでした。
カマスの見分け方は勉強になります
お茶漬けは次回に挑戦知ってみたい一品です。
またお時間が合えばご指導お願いいたします。
びっちゃ
おやや、初釣り成立しちゃいましたね。
わたしはまだです♪
ウエーダー干してると、自殺と間違えられちゃうんですよね(笑)
良竿
今年の初釣りはカマスの爆釣で幕が開きました。
今回は異常ではと思うほど大きな群れが入ったのでしょうね。
無節操な釣りは慎まねばと反省も少し・・・・・
脂が乗ったカマスは美味しくて食が進みますねぇ。
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