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潮待小屋

やっぱりツンデレ!寒猫根のアカムツ第一戦

 
今年は開幕しないままシーズン終了してしまうのではないかと言われるくらい不調だった波崎沖、寒猫根のアカムツ。
先日の台風通過直後から一転して好調に釣れ始めたと聞き、さっそく参戦してきました。
 


お世話になるのはいつもの波崎港、信栄丸さんです。



波崎エリアのアカムツはバッグリミットがあり上限8尾までですが、連日多くのお客さんが規定数を達成しているそうです。
当然私もそのつもりで臨みます。
もしも全員がリミットメイク達成したらその時点で早上がりになるのかな?沢山釣れたらご近所に配って、干物も作って・・・などなど、余計な妄想が止まりません。



海上はいい凪で、南風が穏やかに吹いています。
ポイントに到着すると、見える範囲で5〜6艘の遊漁船が集まっていました。
今年のアカムツ船はお客さんが集まらず出船できない日も多かったと聞いていますが、活気が戻ってきて良かったです。



いざ!釣り開始!
うねりも無く仕掛けも真っ直ぐ落ちて、これは楽勝かと思いきや・・・
やはり寒猫アカムツは一筋縄ではいきませんでした。


昨日までの好調が嘘だったかのようにアタリがありません。
私だけでなく、ベテランの常連さんも皆さん大苦戦。
おかしいなあと首を傾げたり、連れのお仲間と作戦会議したり・・・
まるで、楽しみにしていた予約で半年待ちのレストランに行ってみたら臨時休業だったみたいな状況です。
(なんか違う?いや合ってるw)



そんな中でも、不思議とコンスタントにアタリを出す方はいるものです。
一人で来られていた方のようで、所謂「ひとり勝ち」というやつですね。
仕掛けなのか、餌の付け方なのか、タナ(捨て糸の長さ)なのか、誘い方なのか・・・
自分の釣りと何が違うのか、チラチラと横目で見ながらあれやこれやと試行錯誤して、ヒットパターンの答え合わせを試みます。

そして、沖上がりまで残り1時間を切ったところで、私はついにこれまでの自分のこだわりを捨てて、大幅に仕掛けを変更しました。
いいのか?マジか?
本当にこれでいいのか?

すると、これがビンゴ!
ようやく本日初めてのアタリが出ました。



続いて2点掛け。
これは確変モードに突入したかもしれません。
一気にテンション爆上がりです。



ラスト30分。
もう1〜2匹追加したいところでしたが、良型を巻上げ途中でバラしたり、隣の人とオマツリしたり、外道のホウボウに化けてしまったりで数を伸ばせず、結局私は3尾で終了でした。
とほほ。



うーん、厳しいですね。
ていうか、難しい。
竿頭常連のベテラン師もこの日は撃沈だったようです。
過去の成功体験が目の前の問題解決の役に立たない場合もある。
そんなことを実感した釣行でした。



<本日のタックル>
ロッド:アリゲーター技研/アリゲーター200LE
リール:シマノ/ビーストマスター2000EJ
ライン:PE3号
仕掛け:胴突2本針+錘120号(船宿指定)
餌:ホタルイカ、生サバ切身



波崎新港に帰港。
今年の信栄丸(アカムツ船)の発着場は、利根川河口の旧港ではなく、新港の一番奥に移っていますのでご参考までに。
(第三信栄丸は今まで通り)



帰港後は船宿の休憩所に立ち寄り、信栄丸さん名物の美味しいカレーをいただきました。
良い釣果に恵まれたときは釣り談義に花が咲き、厳しかったときは皆さん黙々とカレーを食べてリベンジを誓う場所。
今日は後者だったかもしれません。



やっぱりツンデレだった寒猫根のアカムツ。
でも考えてみれば、元々これが通常モード。
楽勝で釣れるとうっかり期待してしまった私が間違っていました。
はい。とんだうっかり者です。
次回は作戦を練り直して再チャレンジします!
 
 


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