潮待小屋

SPEED KING

 
今日からいよいよ九月。
気温も急に下がって涼しくなった。
天気予報によれば、今日は一日中曇りがちで、過ごしやすい日になるらしい。
絶好の釣り日和である。
管理人も、もちろん出漁(笑)。
びしばし釣りまっせえ~♪

そして今日は、なんと新作カゴ天秤のテストも兼ねての釣行だ。



先日、釣り○ラン○で見つけた一個105円也の蓋付きステンレスカゴに、自作の遊動式天秤をセットした「お手軽カゴ天秤」。
コマセ詰めは簡単。親指でパカッと蓋をあけるだけ。
1号オモりを付けて、全体の自重は約3号相当。
さてさて、使い心地はどうかな?


期待に胸躍らせながら、深夜の128号線を南下。
BGMは、ディープ・パープルの2枚組ライブ・アルバム、「イン・コンサート」。


DEEP PURPLE "DEEP PURPLE IN CONCERT" (1980)
 
1970年、1972年のイギリスBBCライブの模様を収めたアルバムだ。
「イン・ジャパン」の完成度の高い演奏に比べ、こちらはまるで街の小さなライブハウスで演奏しているかのようなラフな雰囲気で、結構気に入っている。


午前2時、"CHILD IN TIME"のサビを絶叫しながら外房某港に到着。
駐車場に車を停め、荷物を担いで堤防へ向かう。
(このャCントは足場が悪く、初めての方が夜間に入ると大変危険なので、釣り場名は伏せさせていただきます。ご了承ください。)

まずは堤防内側の船道向きに陣取り、釣り開始。
磯竿2号、発泡ウキ3号、遊動式カゴ仕鰍ッに、3本針の吹き流し仕鰍ッ。
付け餌はオキアミ。
仕鰍ッを投入し、ウキが立ったらすぐにコマセを振り出して、付け餌とコマセを同調させて流す。
ウキ下は1ヒロ半、ャCントはテトラの先10m。

数投目、コマセを降り出し仕鰍ッが馴染んだところで、ウキがいきなり真横にすっ飛んだ。
えっ!?
なんだなんだ!?
慌てて竿を立てると、何やら青物のような強烈な横っ走り。
おお~っ!すげえスピードだ♪
一体何だろう???

右に左に突っ走るそいつを慎重に寄せてみれば、なんと丸々と太った体長25センチ弱のサバ君。
堤防のスピードキングこと、サバ君。
どうりでよく引くはずだ(笑)。
ちょうどサバの群れが寄っていたらしく、その後も立て続けにサバがヒット。
3本針仕鰍ッだとグチャグチャにされてしまうので1本針仕鰍ッに交換し、しばらくサバに遊んでもらった。
アジ釣り師にはとかく外道扱いされるサバだが、この猛烈なスピードとパワフルな引きはとても魅力的だ。
食べても美味しいしね♪

30~40分程経っただろうか。
計12匹のサバをバタバタと釣り上げたところでフィーバータイム終了。
サバに代わって、ぽつりぽつりと小アジが食い始めた。
体長15センチほどの小アジである。
サバの強烈なファイトに比べると、まるで金魚みたいな引きだ(失礼!)。
何だか物足りなくてキープする気にならず、釣れるたびに即リリース。
大きくなって、またおいで。


そうこうするうちに、北寄りの風が強くなってきた。
仕鰍ッが軽いので、向かい風では思うように竿が振れない。
仕方なく、風を背にする堤防外側の岩礁帯テトラに釣り座を移動した。

ここは浅い根の間に複雑な溝が入り組んだ典型的な外房地磯の地形である。
昼間の記憶を頼りに溝の位置を探し、一本針オキアミ餌の仕鰍ッをウキ下1ヒロで流す。
海面もざわついていて、アジよりもメジナが釣れそうだ。

満潮時にはこんな感じでも・・・
 ↓



潮が引くとこんな感じになってしまう。
 ↓

(注:本日の実釣時の画像ではありません)



しかし、これが結果的に大正解♪
体長22~25センチの型揃いのアジが次々と食ってきた。
ええ?こんな浅い磯場に、こんないい型のアジが入ってくるの???
水深のある船道のャCントでは小アジばかりだったのに。
すっかり意表を突かれてしまった。
でも今はとにかくどんどん釣るのだ!
うりゃうりゃ!忙しいぞ!


やがて東の空が明るくなってくると、ぱったりとアジのアタリは止まった。
なるほど、そういうことか。
どうやら、夜の闇にまぎれて浅瀬に出てきて餌を漁り、明るくなると一斉に沖の深場へ戻っていくアジの集団が居るらしい。
まるで忍者みたいなやつらだ。
アジ釣りの新しいパターンをひとつ見つけたような気がして、何だか嬉しくなった。


第一ラウンド(夜の部)の釣果。
サバ12匹、アジ17匹。



ちなみに、オリジナルカゴ天秤の使い勝手はバッチリでありました。
コマセの出がよく、巻き上げ時の抵抗も小さく、小さなアタリもビンビン!
しばらくこれでいこうっと♪

それから、本日試してみたもう一つのニューフェイス。
ダイソーの100円ケミ(50サイズ)。



近くのャCントを釣るならこれで充分だ。
ただし遠投すると見えなくなってしまうので注意(笑)。


さて、お次はいよいよ第二ラウンド(朝の部)。
何が出るかな?

~つづく~


         

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

管理人
>dbさん
お疲れさまでした。
YOも厳しかったですか。
KU周辺はどこも不調のようで、かなり重症ですね・・・

実は私の入ったャCントも、最初の水深のある船道ではアジの反応は渋かったんです。キープサイズ未満の小アジのみ。
しかし、その後移動した浅い磯の絡んだャCントが当たりでした。
私も全く予想外でしたが・・・
(もしも狙って行ったとしたら自慢してもいいと思うのですが、残念ながら結果オーライの展開でしたw)
夏のパターンとして覚えておいてもいいかもしれません。

ちなみにカマスサビキですが、先日見かけた地元釣り師は、大きめのオモリをつけて遠投し、しゃくって着底、しゃくって着底を繰り返して爆釣してました。
根鰍ゥりの無い水深のあるャCントではカマスサビキがよさそうです。
db
管理人様、掲示板をご覧の皆様こんばんは。dbで
す。サバと良型アジの大漁、おめでとうございます。
今年は水温が高いせいか、どこの港でも良い話を聞き
ません。激渋の中、短時間で良型を17尾も引っぱり
出すとはさすが!頭が下がります。機会があったら秘
密を教えてください。


さて、私も31日夜~1日朝まで外房に出漁しました
が、先週に引き続き散々な結果でした。
まず、カスッパの先端に入ったのですが全然ダメ!コ
マセをがんがん打ち込もうが、付け餌をオキアミの変
えようがエサ盗りさえ反応なし!!結局、7時半から
11時迄の3時間半で20cm程のアジがたった2
尾!(悲)
こんな反応のない場所ではやってられんわとYOに移
動してみたものの、ここも全く反応なし(悲×2)。
腹立たしいので2時間ほど仮眠して3時過ぎから再開
したものの相変わらず激渋・・・。5時にカゴサビキ
に変更した頃からぼつぼつアタリが出だしましたが、
これも長続きせず・・・6時までにシマアジっ子を含
めて5尾引っぱりだすのが精一杯でした。良型揃い
だったことだけが救い!?でしたが、二週続きで不完
全燃焼。いつになったら爆釣の快感に酔えるの
か・・・。

PS)
カマスサビキ購入してみました。でも、これってどう
やって使うのだろう?アジのカゴサビキの要領で良い
のでしょうかね?

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「釣行記:⑤浜行川~天津小湊」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事