前回の釣行で、ショゴの泳がせ釣りの面白さにすっかり魅了されてしまった管理人。
大きなウキがズボッと沈むダイナミックさ。
良型を選んで釣れる効率のよさ。
そして、3号竿を胴から曲げる良型ショゴの素晴らしいファイト。
とうとう夢にまで出てきてしまった(笑)。
そんなわけで、今回はルアー(糾p)ではなく最初から泳がせ狙いの釣行だ。
<本日のBGM>
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AEROSMITH "PERMANENT VACATION" (1991)
午前2時、いつもの釣り餌屋さんに立ち寄り、あらかじめ電話して解凍してもらったアミエビを受け取る。
そのまま128号線を南下し、向かった先は「③-(9)」漁港。
毎度のことながら、釣り場は既に大勢の釣り人で一杯だ。
なんとか空いているスペースを見つけて釣り座を構え、まずはトリックで活き餌調達を開始。
前回は小サバや小ムツが結構釣れたので今回も大丈夫だろうとたかをくくっていたのだが、世の中そんなに甘くなかった。
何度も仕鰍ッを打ち返し魚を寄せようと試みるも、さっぱり気配がない。
こ、これは・・・ちょっとやばいかも(汗)。
結局、確保できたのは、夜明け間際のわずかな時間帯に回遊してきた小アジ、小サバ計5匹のみ。
うち一匹は活き餌には少々大きすぎる。
マジデスカ・・・・・
戦う前からすでに負け犬気分。
でもまあ、くよくよしても始まらない。
やるべきことはただひとつ。
この限られた資源=活き餌から、最大限のパフォーマンスを引き出すことだ。
テーマは、「エコ・フィッシング」(笑)。
さっそく泳がせタックルを準備して戦闘開始。
針は黒チヌ6号、ハリス3号、ウキ下は2ヒロにセット。
これに活き餌を背鰍ッにして、足元にぽちゃんと投入。
活き餌は元気よく沖に向かって泳いでいく。
ようし、行け行け!
どんどん行け!
やがて、それまでぴこぴこと小刻みな動きを繰り返していたウキが、一瞬にしてズボッと海中に消える。
次の瞬間、竿先が一気に海中に向かって引き込まれる。
よっしゃあ!食った!
周囲の釣り人の仕鰍ッに絡まないよう一気に浮かせてごぼう抜き。
体長約28センチのレギュラーサイズのショゴだ。
うんうん、いい感じ♪
このサイズになれば、体長10センチ程の小魚ならひと呑みだ。
その後も餌を付け替えるごとにアタリがあり、レギュラーサイズのショゴを3匹ゲットした。(1匹バラシ)
なかなか効率の良い釣りである(笑)。
しかし、肝心の活き餌が無くなってしまってはどうしようもない。
再度トリックで小魚調達を試みるが、食ってくるのはフグばかり。
途中、木っ端メジナに混じって泳いでいた体長20~22センチのちびショゴが2匹食ってきたが、欲しいのはこのサイズじゃない。
縞々のオヤビッチャの群れが寄ってきたので狙ってみたが、針が大きすぎてかからない。
残念だが今日の釣りはこれで終わりかな・・・。
ところが、幸運は思わぬ時に思わぬ形でやってくる。
管理人が釣れないオヤビッチャと格闘しているところへ、一人の釣り師が近寄ってきてこう言った。
「小アジ要らない?」
え?小アジですか!
生きてる小アジなら喉から手が百本くらい出るほど欲しいです!
死んだアジなら尺アジでも要りませんけど。
バケツの中を見せてもらうと、生き餌サイズのジンタからちょっと大き目の小アジまで、まだ5匹ほど元気に泳いでいる。
延べ竿のへらスタイルで釣ったのだとか。
やったー!ありがとうございます!
あなたは神様です仏様です後光も見えます!
好々爺然とした彼の穏やかなそうな笑顔が、まるで天使のように見えた。
YOU'RE MY ANGEL♪
早速頂戴したジンタを使ってレギュラーサイズ3匹を追加。
本日最大の30センチ級も出た。
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本日の釣果 ショゴ8匹
小アジを分けてくださった方、ありがとうございました。
おかげさまで楽しい釣りができました。
改めて御礼申し上げます。
<本日の教訓>
泳がせ釣りでもっとも重要なことは、生き餌を確実に調達することである。
トリックの腕をもっと磨いて、せめて20匹位は確保できるようにならなければ・・・。
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帰路、いつものア○ック5に立ち寄ったところ、釣師会のmobaraさんとべっちゃんさんにばったり遭遇。
外房アジ激シブの中ひとり好釣を続けるべっちゃんさんは、丁度これから出撃するところだとか。
きっと今夜も「ひとりだけ」爆釣するのだろう(笑)。
管理人はといえば、トリック名人mobaraさんに岸壁トリックの秘伝をご教授いただき、おススメの餌付け器をゲット♪
ようし、これで餌付けはばっちり!
あとは腕だけだ(笑)。
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