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潮待小屋

千葉県東方沖地震は「スロースリップ」現象

 
国土地理院は、ここ数日続いている千葉県東方沖の群発地震を「スロースリップ」現象によるものと発表しました。


資料出所:YAHOO!JAPAN

スロースリップ現象とは、地球の表面を構成する「プレート」の境界が、通常の地震よりも遥かにゆっくりと滑る現象をいいます。
千葉県東方沖では数年周期で観測されており、その発生期間は1週間〜10日程度とされています。

(直近のスロースリップ現象観測記録)
▼1996年5月
▼2002年10月
▼2007年8月
▼2011年10月
▼2014年1月
▼2018年6月 


資料出所:Google map


資料出所:海上保安庁レポート

房総半島が乗っている陸側のプレートは、通常であれば海溝に沈み込む海側のプレートに押されて北側へ動くところ、これに反発するように南東側に動くのが千葉県東方沖で発生するスロースリップだそうです。
今回も約2cmのスリップが観測されたようですが、たった2cmなんですね。


資料出所:NHK WEB


資料出所:国土地理院

前回2018年に発生した際には、それから約1ヶ月後に千葉県沖を震源とする震度5弱の地震が発生しています。
これを受けて政府の地震調査委員会は、今後も当面の間は震度5弱程度の強い揺れを伴う地震発生の可能性がある旨、注意を呼びかけています。
今暫く警戒が必要ですね。

〈3月3日17時追記〉
今日はまだ大きな揺れはありません。
このまま落ち着いてくれることを祈ります。


資料出所:YAHOO!JAPAN
   

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