今の目標は作品10万
このほどとおい数字
普通なら出来る分けないと
言うでしょう
やってやれないことはない
140字小説
ポエム
「原始時代のタクシー」
・原始時代は恐竜が
いたらしい
私は一度もお合いした
ことはございません
まあ
そんな事は
どうでもいい話
もしかして
恐竜のタクシーが
ガオーと
通るたびに手をあげて
いたのでしょうか?
こういうことに
勝手に決めさせて
いただきました
作家 中谷美咲
創作落語
「うまい話のその話」
うまい話のその話の一席
うまいことはいいよな
落語家さん
ちょいっと
お尋ねしますが
うまいことはいいことと、
お聞きしましたが
お客さん
よく私の落語が
お好きのようですね
そのとおりで
話がうまい
食べ物がうまい
うまいは世の中を
楽しくさせてくれますよね
お客さんは
私の落語は好きでも
うまいことには
スキなどごさいません
お後がよろしいようで
創作落語しらん亭咲
だじゃれ
「こっちじゃん」
あれは
コチュジャン
つまり
こっちじゃん
作家 中谷美咲
140字小説
面白講釈
「プリン」
・時は元録
今は令和六年
今日はプリンのお話
いつ頃からあるのか
戦国時代からか
戦い前に甘いもの
たぶんそうだな
冗談はここまで
なにげなく
生きつづけている
マイナーなようで
メジャーともとれる
よくわからんな
プリンの上の
カラメルこそ
不思議な誘惑の
正体かもな
おもしろ講釈師
中谷美咲
ポエム
「時」
・人は誕生の
時から
まとわりつかれて
生きているのに
ジャマ、迷惑
そんな小言を
誰ひとり
言う人などいない
それもこれも
時とのつきあいは
人の運命だから
しかたがないと
思っているに
ちがいない
作家 中谷美咲