こんにちは
愚な教育学部の学生は元気でしょうか?
人間の悩みの原因が煩悩であり、物欲などの欲に執着を起こし、自分の興味以外な物は排除する事から起きているのが、分かれば良いでしょう。
そこで、お釈迦様は考えた。
いきなり、”因縁・因果”を説いた、としても、誰にも理解できない。当時の人はこの世の物すべては神による物で、人間が神の許し無く、どうこう出来る物では無いと考えていたからです。
では、どうすれば良いのか?そして、ひらめいた。”古代インドの神々の力を借りて、教えを徐々に広めれば、良いのだ!。”
お釈迦様はすぐに、空「森羅万象が因・縁から成り立ち、因が縁の影響を受け様々な果をもたらし、その果が次の因に成り、また縁の影響を受け、新たな果をもたらす。そして、その事が永遠に続く事」を教えず、五戒十善の法を教えた。
そして、五戒十善の法を教え、人を良縁に住まわせながら、涅槃を説いて、誰でも佛に成れる事、つまり成仏でき、成仏すると、天国に逝き、何に不自由なく、暮らせるると説いた。この事はお釈迦様の方便であることが法華経を読むと分かる。
ところで、涅槃って、何だ!
涅槃(ねはん)とは、すべての森羅万象が因・縁から成り立ち、同じ状態ではあり続けない。つまり、無常である事を悟り、物事に欲をかいて、執着心を起こさない事。
では法華経の譬喩品をどうぞ!
やがて、狼などが骨や肉をもてあそぶ。そのことで、群れた犬どもが相争って来て、その周りを広く撮り囲み、飢えにやせて、それに恐れているため、隙を見ては食を求めめ、戦い争て互いに噛付き、歯を見せて吠えている。
やがて、その家の恐怖は次の状態に変り果てた。到る所に皆、魑(ち)・魅(み)・魍魎(もうりょう)・夜叉(やしゃ)・悪鬼(あっき)とうがいて、人肉や毒虫の類を食らい、人から恐れられている諸の鳥獣も、生み育てた子を自ら巣に隠し守っている。
夜叉が競いながら来て、子を奪い取り、これを食う。これに食い飽きれば、つぎはどのような悪事をしょうかと盛んに思いを廻らして、遠吠えする。その戦いの奇声にはなはだ、恐怖するばかり、鳩槃茶鬼(くはんだき)は堅い土にしゃがみ、うずくまる。
ある時は地面から一尺・二尺飛び跳ねながら、あちこち、うかれ歩いて、自分の思いまま喜びながら、いたずらしている。
犬の両足を取り、それを殴り、声が出ないほど殴り、足を持って首に掛けて、犬を脅して自ら楽しんでいる。
また、諸鬼がいる。その身は背が高く大きい、裸身は痩せていて黒い。そして、常に
その中に住んでいる。大悪声を出して、叫びながら、食を求めている。また、諸鬼がいて、その者の咽は鍼の様である。
またまた、諸鬼がいて、牛の頭を持ち、人の肉を食らい、またある時は犬を食う。髪は生え乱れて、生き物を残虐に殺し、常に飢えや渇きに攻められて、叫びながら走り回ている。
夜叉(やしゃ)・餓鬼(がき)・諸の恐ろしい鳥獣など、急に飢えて、四方に向かい窓をうかがい見て、この様な色々な難、つまり、恐れる事が数え切れないほどある。
この古びて朽ちた宅はたった一人の持ち物である。その持ち主が近くにでて、間もないあいだ、家宅がにわかに火を出す。一時、四面は炎で盛んになり、棟や梁や垂木や柱などが爆音に震えて裂け、或いは打ち壊され、堕落し、また泥壁は崩れ倒れる。
諸の鬼神とう、声を上げて大いに叫び、鵰(ちょう)・鷲・諸鳥・鳩槃茶鬼とうは周囲の火に恐れおののき、自分から出ることが出来ずに居た。猛獣・毒虫は窪みの所に隠れ潜いでいる。
毘舎闍鬼(びしゃじゃき)もまた、その中にいるが、福・徳が薄い故に、火にせまられ、共に殺し合い、血を飲み肉を食らう。野干(狐の別称)の類は、すでに並んで死んでいる所に、諸の凶暴な猛獣が争うように来て、食らう。
臭いと煙が同時に発生して、四面に漂い充満する。むかで・やもり・毒蛇の類は火に焼かれて、争いながら走り、穴から出る。鳩槃茶鬼はそれらの後を追いかけ、それを取って食う。
・鵰(ちょう)
猛禽類の事、肉食で性質の荒々しい鳥
・魑・魅(ち・み)
山林の精気から生じ、人を迷わすというばけもの
・魍魎(もうりょう)
山・水・木・石などの精気から生じて人をばかすという怪物
・夜叉(やしゃ)
インドで人を害する悪鬼。仏教では毘沙門天(びしやもんてん)の眷属で北方を守護する鬼神。八部衆の一。薬叉。
・悪鬼
仏道をさまたげ、人を悪に向かわせる、悪い神。夜叉(やしや)・羅刹(らせつ)の類。悪鬼神。
・鳩槃茶鬼(くはんだき)
人の精気を吸う鬼
・毘舎闍鬼(びしゃじゃき)
餓鬼の一種
・毘沙門天
四天王・十二天の一。須弥山中腹の北側に住し、夜叉(やしや)を率いて北方を守護する神。日本では福や財をもたらす神としても信仰され、七福神の一人とされる。仏法を守護し、福徳を授ける
今日はこの辺で終り、