どんより曇りの日曜
月末までは担当している仕事が一旦休止。未解決な事項に悶々とした思いを抱えている自分の頭を払拭したくて
何も考えずにいられる一日を作った。
以前から一度訪れたかった
以前から一度訪れたかった
大塚国際美術館へ。
朝の開館20分後に到着、
朝の開館20分後に到着、
夕方、鳴門の渦潮、満潮時を眺めるまで
どっぷり半日滞在。
それでも時間は全く足りない美術館だった。
入ってすぐ、錯覚に陥った。
35年前、30年前、そして15年前、
イタリアの旅で必ず訪れたシスティーナ礼拝堂。当時、修復作業が進んでいて、礼拝堂内は作業の足場が組んであったタイミングにも出くわした。
昨日は、実物大レプリカとはいえ、いきなりバチカン市国にタイムスリップした
ふと空気の変わる作品も✨
ふと空気の変わる作品も✨
米津玄師さんのLemon。
この会場から紅白歌合戦で歌われたとか。
館内には実に多くの宗教画が展示。
館内には実に多くの宗教画が展示。
実物大。
足を踏み入れると、現地にいるようだ。
足を踏み入れると、現地にいるようだ。
修復前の最後の晩餐
修復後の最後の晩餐
両者を観ることが出来るのは、レプリカとはいえ世界でこの美術館だけ、との音声案内に、いっそう今日の訪問が嬉しくなった
ルーブル美術館では、黒山の人集りだった
Monna Lisa…謎多き人
彼女が誰なのか、ダ・ビンチしか知らない。
人間の血液は大地の川
人間は小宇宙
…レオナルド・ダ・ビンチは、この絵の背景にも架空の流川と枯川を描き仄めかしているそうだ。
午前中3時間で鑑賞したい絵画の半分
甘味の無いすだちスカッシュ
モネの蓮池近くのテラスで疲労回復
鳴門の風が心地良かった
ゴッホとゴーギャン
苦しい、悲しい。
7枚の「ひまわり」は希望と絶望感で
明るい黄色の背景にも拘らず私には重く悲しく感じてしまう。
ルノアールの踊り子は
見事に生活環境や性格、心情までが手にとるように伝わってくる
美しい絵画に釘付け。
美しい絵画に釘付け。
この美術館内で、ナショナルギャラリーや、ルーブル、ルーベンスハウス、そして
ウィーンの美術史美術館にいる錯覚。
その昔…絵画鑑賞が大好きで、それを目当てに友人と「地球の歩き方」片手に7カ国極貧の旅1か月に出た感覚が蘇った。
ウィーン在住当時、日曜は無料入館出来た当時、毎週日曜午前中の私の居場所は、
美術史美術館か、ベルベデーレ宮殿だった。
…本当に、孤独な至福のひと時が蘇った。
大塚国際美術館の、私の最後の鑑賞は
ピカソのゲルニカ。
まだ、マドリードも、本物も知らない。
…いつか、出会いにいけますように。
夕方まで浸りきった美術館を、足早に、いや、駆け足で脱出。
夕方まで浸りきった美術館を、足早に、いや、駆け足で脱出。
美術館裏手の山手にある散歩道は、もう、
誰も通っていなくて、秋の虫の音を聞きながら、疲れた足に鞭打って、渦の道へ。
走った…走ってる頭の上は、
鳴門大橋を走る車!笑
Google mapsの自分の位置が面白くて。
館内の係員さんが優しくて感謝
大渦には出会えなかったけれど
閉館間際に、展望所から、幾つもの渦を
目の当たりにできた
ふと見上げた空にはお月さまも。
…感謝
…来て、良かった。
心も、渦潮に洗われました(笑)
また、ヨレヨレに汚れたら、洗って、乾かして、糊付けして、
…もう、少しがんばろう!