徒然 さやか日記

一人旅~新潟~音楽合宿訪問♪

我が友 我が師の恒例・新潟魚沼の小出郷
「音楽合宿」が今年も開催された
久しぶりの ルドルフ・マイスター先生との
再会・先生のピアノレッスンに 心躍る。
13日早朝出発、14日帰宅の
ハード遠距離旅行が全く気にならなかった
ただ、片道7時間余の一人旅ドライブは
背中がちょっと痛かった!かな(笑)

小出は、まさに雪に囲まれた豪雪地帯
静かな、小さな、すてきな街。
魚沼のお米と笹団子とお酒がおいし~い町!
雪に囲まれた冬から、緑豊かな夏の山々は
全く見当がつかない!!!
それほど積雪は、すごい。
小浜までの若狭道、
敦賀から加賀、金沢、富山、新潟に続く北陸道は 日本海と日本アルプスを左右に見ながら走れる本当に美しい風景。
荒れた天候の時は恐ろしいけれど、
今回は穏やかな長時間ドライブだった。
関越道に入って、小出に近づくにつれ
雪の量に驚いた!が、
地元の人は今年は解けるのが早いと仰る。
小出ICを降りた一般道路は雪の壁に囲まれ、左右・曲がり角が見えない
小さな通りはどこがどこだかわかんない!
慣れない私には迷路のようだった・・・ちょっと面白かったけれど(笑)

到着した時にはもうすでに、
舞台の上でのレッスンが始まっていた。
舞台の上の先生と 客席の私との 
初めの挨拶は 会話無し。
お互い大きく手を振るだけ。
かれこれ2年半…
ドイツの先生のお宅で大晦日~新年を
ご家族の皆さんと過ごさせて頂いてからの
再会。
だけれど、手を振った瞬間、
それから今日までの時間がワープして繋がった。
相変わらず、すごいレッスン。
スケールの大きさと細やかさ、知的なレッスンは先生そのもの。
私も早速、舞台裾で楽譜を広げる。
あっという間に5時間。
小休憩の後、Brahmsの先生のレクチャー。
広い会場のお客様はみな客席ではなく、
舞台の上、先生の間近に集められる。
より近くで,との計らい。
先生は細やかな気遣いで、
係りの方の手を煩わせず、
何でも御自分でされる・・・敬服。
その先生の学識の深さには
いつもながら感動しっぱなし。
Brahmsの作曲のすごさを学べた。
すごい。
生徒に教えてあげよう!すぐにそう思った
そんな先生が私に久しぶりにあって最初に聞かれた言葉は・・・
「さやか、篠山からどのルートで来たのか気になってたんだけど、どこから???」
「先生がまだ通ったことのないルートですよ!今度関西から一緒にドライブする?
7時間車だよ!!!」
「ja! gerne!(ハイ!よろこんで!)日本海とアルプスの綺麗な風景が見られる?」という先生の答えに、周りの人、通訳してる後輩弟子さんが
「だめだめ!先生は遅れたら困ります!新幹線で」ってな会話(笑笑笑)
驚くほどのタフさと、仕事熱心、
時間のロスがない集中力、
物の考え方がポジティブ・・・
…私の敬愛する人にも、こんなタイプの偉人さんがいる。
いつも心支えて助けて貰ってばかりだ

久しぶりに、巨匠Rudolf Meister学長の
見事なレッスンと演奏に刺激
二日目の午前中の延び延びの講習が終わって午後の講習まで休憩1時間のはずが、
余った時間は10分のみ!「
「さやか、お昼食べよ!おいで!」
「無理無理!帰るの夜中になっちゃう!
また7時間走らないと!!!
また、会おっ!篠山か、ハイデルベルクか、小出か! んじゃ、帰るわ〜!」
「そお~。じゃ、そのほうがいいなら、
またつぎをたのしみに、
Tchuss! Alles Gute! 」
ささっと、
これだけの立ち話で、
ロマンチックな惜別のお別れの挨拶は何もない。
ぅ~ん、そういえば、
はじめも手をお互いに振っただけ。
こんどは、どこかな~ 再会。


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