Coffee Break: ノーベル平和賞

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。最近、世の中が少し騒がしいですね。

ノーベル平和賞受賞者、劉暁波氏の妻・劉霞さん。”受賞で中国が真の文明国家に進んでくれれば”と民主化の進展に期待。１２月にノルウェー・オスロで授賞式、US,UK,France各国は、劉氏の釈放を要求する声明をだしている。日本は？？。

胡錦濤総書記は、胡耀邦系の改革派と見られている。
中国指導層もある程度の民主化は考えていると思いたい、そうしなければ国の体制がもたないことは、彼ら自身が理解している。しかしながら日本の経済支援もあり、又、中国国民の努力が、予想以上の中国経済の発展スピードを加速、そして、共産党一党で行けると、経済とは反し、改革のスピードを減速させた。劉氏は憲章を起草して,国内に留まり非暴力での民主化が評価され平和賞を受賞したが、劉氏にそれを実現する力は今はない。しかし「０８憲章」への第一次署名者３０３名（今弾圧されている）の職業を見ても、農民・労働者・芸術家・企業家・知識人など幅広い階層に及び、この憲章のもつ説得力がうかがえる。今の中国富裕層は実はその自由の価値、必要性を既に認知している。改革派である胡錦濤氏やその後継者が、劉氏を釈放し民主化の計画を発表し、５～７年をかけて民主化を実施するば世界の政治史・歴史に残る大改革になる。ゴルバチョフ エリツ革命のように。これがもし成されれば、北朝鮮は自然崩壊するでしょう。人類の知恵が試される。

もっとも、中国は民意をそらす為　領土問題に絡め、東シナ海の制海に動くかもしれませんが中国をうまく自由国圏に組み入れる術、ソフトランディングが日本の国益にかなう。２０２０年、２０３０年。。。。日本の中国への戦略的互恵関係の基盤にそれは必須。

今週、台湾出張に出かけるにあたり、すこし、色々と愚考をしてしまいました。

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　劉暁波氏とその妻・劉霞さん

時事：　ノーベル化学賞受賞　北海道大名誉教授の鈴木章氏（８０）と米パデュー大特別教授の根岸英一氏（７５）に、中国は中国初の平和賞、中国内すべて報道を阻止。