左側がハーキュレスのベル収納型スタンド、右側が今回制作した超軽量スタンド 。
その重量、なんとたったの412g!
とてもトロンボーンスタンドとは思えない驚きの超軽量。
これだけ軽量だと安定性、耐久性、強度などが心配になりますが、よほど雑で荒い扱いをしない限り問題ありません。
細管テナーを立てるとこんな感じ。
とても安定しています。よほど強い衝撃を受けない限り倒れるようなことはありません。
バストロンボーンを立てるとこんな感じ。
さすがに楽器が重いので、楽器をスタンドに立てた時に一瞬スタンドが揺れますが、倒れる心配はなく安定しています。
では、この超軽量トロンボーンスタンドの作り方を公開いたしましょう。
必要な資材はハーキュレスのベル収納型トロンボーンスタンドDS420B TravLiteとヤマハの超軽量(600g)譜面台MS-303ALS(ソフトケース付きモデルがオススメです。ケースも活用出来るので)。あとアルミテープもしくは布テープ。
この2つを組み合わせて超軽量トロンボーンスタンドを作ります。
まず、ハーキュレスのスタンド側で必要な部品はベル固定のためのペグのみです。
このペグは簡単に取り外せます。
譜面台の方は、この楽譜を載せるパーツは使わないので外します。
そして、この2つの部品を組み合わせるのですが、
当然このままではヤマハの譜面台にハーキュレスのペグはハマりません。
そこで、譜面台シャフトに付いている高低調整つまみ部品を取り外します。
ドライバーで簡単に取り外せます。
次に、高低調整つまみ部品を取り外した譜面台シャフトにペグを取り付けるのですが、
シャフトの太さがペグの内径よりも少し細いので、ペグの内径に適合するように調整します。
シャフトにアルミテープを巻いてペグの内径に適合するように調整していきます。
布テープやビニールテープでも良いと思いますが、強度と耐久性を考えてアルミテープにしました。
アルミテープを巻いてこれ位の太さにします。
するとシャフトとペグがぴったりハマり適合します。
ペグを取り付けたシャフトを元の譜面台の三脚に戻します。
これで完成です。
そして、なんと元のヤマハ譜面台MS-303ALS付属ケースに収納出来ちゃうんですねー。
ペグを外せばソフトケースに収まります。
見事に綺麗に収まっています。
元のハーキュレスのようにベル収納は出来ないのですが、何と言っても412gという超軽量は大変助かります。もう本当にあり得ない位軽いですよ。ハーキュレスはベルに収納出来て便利なんですが、1.2kgとかなり重く、スタンドを携帯しようかどうか躊躇する位重いので、今回製作した超軽量スタンドはかなり重宝しそうです。安定性の面もヤマハの譜面台の三脚の脚は長くて安定しており、超軽量でありながら強度も耐久性も申し分ありません。写真ではとても頼り無さそうに見えますが、このヤマハの譜面台の強度はとても高いんです。高低調整つまみの構造も本当に良く出来ていて、かなりの負荷重量がかかっても滑落せず、また経年劣化しにくい構造のようです。ハーキュレススタンドの構造も本当に良く考えられた造りですよねー。このヤマハとハーキュレスの素晴らしい製品のお陰で今回の超軽量トロンボーンスタンドを作ることが出来ました。
重いスタンドでお悩みのトロンボーン奏者の皆さん、是非お試しください。ただし、そもそもヤマハの譜面台は楽器スタンド用途に作られた製品ではありませんし、メーカー製品を分解しての製作になりますので、くれぐれも自己責任において行なってくださいね。
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ヤマハ YAMAHA 軽量 譜面台 ケース付 MS303ALS | |
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