アドリブの勉強方法としては、有名なジャズプレーヤーや自分の好きなプレーヤーのアドリブをレコード、CDからトランスクライブ(耳コピーして譜面に起こす)して、そのフレーズを練習するというのが一般的ですが、他人のアドリブフレーズ練習だけではなく、自分でアドリブフレーズを考えて譜面に起こすという作業もとても良い勉強になります。もちろんジャズらしい(いわゆる常套句的な)フレーズを思いつくためには、過去の偉大なプレーヤー(トロンボーンならJ.J.ジョンソンとか)のアドリブフレーズが沢山自分の中に蓄積されていないとダメなので、まずは耳コピー練習からスタートですね。
耳コピーして練習する時は、フレーズだけではなくそのプレーヤーが吹いているニュアンス(音符の長さ、強弱、ヴィブラートのかけかけ方)、リズムのノリ方、間の取り方等、本人とそっくりそのまま真似ることがとても重要です。いろいろなタイプのプレーヤーのコピー練習を重ねていくうちに必ず無意識のうちにジャズらしいフレーズが自分の中からも生み出せるようになれます。
アドリブ練習のまず第一歩は、物真似から。
