去年3月21日に右側顔面神経麻痺を発症、その後約4ヶ月右顔面が全く動かず完全麻痺状態が続いていた時期は、「もう二度とトロンボーンは吹けないかもしれない」という絶望感しかありませんでしたが、発症後5ヶ月目頃から少しずつ右顔面が動き出し、トロンボーン演奏復帰に向けたリハビを開始しました。しかしながら、いくら楽器で練習しても一向に調子が上向かず、自分の思い通りに楽器を吹けないことによるフラストレーションが溜まるばかりなので、去年の11〜12月は楽器練習をほとんどやらなくなりました。いくら楽器を練習したとしてもその訓練するべき対象である唇周りの神経や筋肉が完全でないため、練習の意味がほとんど無いのでは、と感じたからです。要するに脳からの指令が唇に100%伝達されない状態では練習の意味がない、ということです。また、唇周りの神経機能が完全でない状態で無理に練習して変な癖がついてしまうのも良くない、と判断したからです。
その後、唇周りの神経機能も大分戻って来たようで、1週間前から再び楽器での練習を再開し、毎日1時間ほど練習しています。発症前にルーティンとして毎日やっていたウォーミングアップメニュー(ロングトーン、タンギング、リップスラー等)も全てこなせるようになりました。音色の方も自分本来の音色を大分取り戻せて来たように思います。
この調子でいけば春頃には新曲録音も出来るかもしれません。
<お知らせ>
Sliding Cafe 1stミニアルバム「Open Up」絶賛配信中!
SpotifyにSliding Cafe公式アーティストページが出来ました。