先週に引き続き一人多重トロンボーン四重奏曲のバストロンボーン録音中。録音と同時にミックスの方も並行して少しづつ進めています。一人多重録音のミックスでは各トラックのボリュームオートメーション(音量調整)書きとリバーブ調整が最も重要となる訳ですが、今回からリバーブプラグインをRELAB社のLX480 Essentialsに変えました。
見たとおり、伝説的デジタルリバーブの名機Lexicon 480Lをエミュレートしたプラグインです。レコーディング・スタジオの卓の上に必ずと言っていいほど置いてありますね。本家Lexicon 480Lの実機は100万円以上する大変高価な機器ですが、RELAB社のLX480 Essentialsの販売価格は16,500円ほどです。今回僕はヤフオクで1,200円で出品されているのをたまたま見つけ、200円OFFクーポンを使って1,000円の破格値で入手出来ました。正規品なのでメーカーのユーザーサポートも受けられ、普通に問題なく使えます。
RELAB LX480の音はLexicon 480Lを完全エミュレートしたと謳っているだけあり、まさにLexicon 480Lそのもののリバーブサウンド。非常に扱い易くオケの音に違和感なく馴染みます。残響音がクリーン過ぎず、程よく濁っているところが良いですねー。少し雑味がある音の方が自然の残響音に近く音楽的な響きに感じますし、リバーブの音もしっかり聞き取れます。
リバーブに限らす、デジタルレコーディングでは「雑味」「ノイズ(雑音)」「歪み」「ゆらぎ」「倍音」などを意図的に程よく加味することが重要。これらのアナログ的要素を”良い塩梅”で加えること。ただし、やり過ぎると劣化したただの音の悪い音源になってしまうので、そのさじ加減は自分の耳で判断ですね。
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