第4回発表会終了！

今日は僕が主宰するトロンボーン教室Sliding Master Clubの第4回発表会でした。去年までの赤坂のライブハウスから場所を変え、幡ヶ谷のKMアートホールでの開催。なんと僕の自宅から徒歩2分という近さ。こんな近くに音楽ホールがあるということを知ったのは半年前なんです。ホール名の看板も出てないし、広告もごく一部の音楽専門誌にちょっとだけ広告記載されているだけなので、知る人ぞ知る隠れ家的ホールです。どうやらオーナーさんの自宅ビルらしく、地下は音楽ホール、1階はロビー、2階は会員制ビリアード倶楽部、3階が自宅みたいです。個人ビルにしてはあまりにも立派で豪華な造りで驚きました。

今回の発表会は仕事や学業、体調不良などの理由による参加辞退者が多く、例年に比べ少し寂しい発表会になりましたが、それでも発表会に向けた準備はそれなりに大変で、この3日間は発表会の準備に時間を取らてしまいました。イベントを主催するのは規模の大小に関係なく、やはり準備時間はそれなりに必要ですね。

今回のKMアートホールはかなり響くホールで、最初少し戸惑いましたが、響き過ぎるホールでの演奏というのも慣れが必要で、普段あまり響かないスタジオでの吹き方と同じ感覚で吹いてしまうと輪郭のボヤけたモワッとした感じの音像になってしまいますね。なので、今回のような響き過ぎるホールでは、吹き方や楽器の鳴らし方も少し変える必要があります。特にフォルテ以上の大音量の楽器の鳴らし方にはかなり神経を使う必要があります。

今回の発表会は、響くホールでの演奏方法について考えさせられ、僕個人的にも大きな収穫となりました。毎年発表会をやって思うのは、普段のレッスンを通じての技術向上はもちろんですが、発表会のような極度の緊張を強いられるような場での演奏経験は、普段の練習やレッスンでは得ることの出来ない数多くのことを学べます。