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Sliding Cafeマスターのブログ

Liquid Mix16

人気が無いためなのか最近どの楽器店でも一斉に在庫処分的に大幅な値引きが始まったFocusrite Liquid Mix16。あまりの安さについ買ってしまいました。この機材はハードウェアDSPプラグインエフェクターといわれるもので、DAWのホストアプリケーション(デジパフォとかロジック等)に負担をかけず、コンピューター外部のDSPでエフェクト処理をする機材です。このLiquid Mix16にはビンテージのコンプ40種類EQ20種類のエミュレーション・プログラムが入っているのですが、どのプログラムもとても良い具合にアナログ感を出してくれます。他社の同様な製品に比べると随分安価なのですが、その価格からは信じられないくらい素晴らしい音質です。この安さの秘密は、他社製品はビンテージ機材の音響特性だけでなく実際のビンテージ機材の見た目まで本物そっくりにデザインに凝っている(使い古した感じまで再現)のに対し、Liquid Mixの場合はシンプルな1画面だけで音響特性のみビンテージ機材をエミュレーションされています。つまり機能的に必要のないものはバッサリ省いているということですね。

見た目のデザインまで往年のビンテージ感を凝って再現されているソフトは使っていて気持ち良いのは確かなのですが、そのカッコイイ見た目にごまかされて、いかにもビンテージ感たっぷりな音質であると錯覚してしまっている部分もあるかもしれませんね(見た目の影響って案外大きいものです)。そういった意味においては、LIquid Mixのシンプルな画面は不利ともいえますが、一番重要なのは見た目ではなく音質の方ですからね。その分安いわけですから納得です。

その安価なLiquid Mix16ですが、実際にデジパフォ上で使ってみると何の不具合もなく極めて快適です。画面上のマウス操作ではなくハードのつまみを実際に手で操作できるのは良いですね。これは良い買い物でした。ちなみにLiquid Mix16でエミュレーションされているビンテージ機材の総額はおそらく200万円以上。これらビンテージ機材のサウンド(音響特性)をたった3万円足らずで手に入れることができます。

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