のっけからコロぶ

日々の趣味のこと、日記として。

鹿が道路や線路に出てくる理由

2025-02-18 13:22:00 | 日記
北海道にずっと住んでいる友人が言ってました。
エゾシカと3回ぶつかった、と。

バンバン飛ばす人ではないんですけど
毎日仕事でクルマを運転してるし、大自然の
中に住んでいる人なので避けられないこと
なのでしょうか。

当然、任意保険で車両保険にも加入してるんだ
けれども、30万とか50万とか修理代がかかる
らしく、衝突事故を起こすたびに保険料が
はね上がるそうで、鹿も人も大変なことです。

鹿は意外にも目が悪いらしく、道路は危ない
ところだと自覚しているんでしょうが、一か八か
オスがまず飛び出してきて、それに続いてメス
や子供がついて飛び出すようです。


猫とかもそうなんですけど、道路の端に鹿がいて
クルマのほうを見ていてもですよ、クルマを認識
していても、直前でクルマの前を横切ろうとする
んですよね。その心理状態は分からないんですけど
どうやら猫も鹿も目があまり良くないらしいです。
だから、速く動くものの距離感が判らず、直前に
なってクルマを認識して、慌てて動き出すらしい。
路肩に動物が居た場合は減速したほうが賢明です
ね。

北海道に住んでいる人は判っているんですけど
観光でレンタカー借りて走る場合は、ホントに
気をつけてくださいね。鹿はあちこちにたくさん
居ますよ。びっくりするくらい。

根室の国道では、道路脇に動物が出てこれないよう
にフェンスが設置してあります。ですが、それも
ほんの一部の場所だけで、ほとんどがフェンスなんて
無いです。

私なんか、自分のクルマで北海道を走ってるので
万が一、エゾシカと衝突事故を起こして、自走して
帰れなくなる事態にもなりかねません。なので
ゆっくり走れるところでは、マイペースでゆっくり
走ることを心掛けています。


本題の、「なぜ鹿は道路に出てくるのか」です。



冬の雪の降る地域になりますが、道路に融雪剤を
撒きます。その中に塩化カルシウムが入っています。
それを舐めにきているようです。塩は厳密には塩化ナト
リウムなんですが、塩化カルシウムでも塩分補給になる
ようで、よく道路脇に設置してある滑り止め砂のビニール
を破って鹿が舐めてる被害もあるようです。あの砂の中
にも塩化カルシウムが入ってますからね。

動物も塩が必要なんですよね。困った話です。
海の水ではダメなんですかね。




もう1つ、困ったことは、鉄道の線路のところに鹿が
よく出てきます。これもどうやら理由があって、レールの
鉄を舐めにくるようです。要するに鉄分補給のためのよう
です。

最近の実験で、鹿の塩分と鉄分補給のために、鹿が誘わ
れて寄ってくるような固形物を作り、それを森の中に
設置すると、多くの鹿たちがそれに誘引されて、舐めに
くるそうです。鹿の捕獲とかにも利用するらしいです。

鹿との衝突事故で、トラックのガラスを突き抜けてきて
運転手も死亡した事故もあるようです。動物保護と
自然保護、それと人間の生活との共存はとても難しい
とは思いますが、少なくとも人がクルマで動物が避けら
れないくらいのスピードで走るのを考えてもいいのかな
と、ふと北海道を走って思いました。

冒頭の写真は踏切のすぐ脇にいたエゾシカたちです。