クリームベースの明太ソースで蕎麦がきを少し煮込んでみたんですが、とても美味しかったです。しかし、生配信という時間に制限がある中で作ったので、もう少しブラッシュアップして後日作ったのがこちら。
蕎麦がき明太グラタン。明太子のベシャメルソースを作ってオーブンで焼き上げました。一回の配信で二つもメニューが出来てしまったわけです。配信には様々なゲストをお招きしたので、普段私だけでは思い付かないような発想が加わったおかげですね。でも、実はあの配信で思いついたアイディアはまだまだあるのです。
冒頭のこちらの写真、まずは皆で基本の蕎麦がきを食べてみた時の一コマ。「片手袋を見守る会」のゆきさんが手にしているのはおたふくソースです。ゆきさん、そしてマリボさんがそれぞれ試してみたい調味料を持ってきて、蕎麦がきの守備範囲を確かめてみたのです。
結果的にはおたふくソース、そしてマリボさんが提案した「黒蜜or抹茶+きな粉」、どちらも美味しかったです。あらためて蕎麦がきの懐の深さを知りました。
この時は蕎麦がきにソースをかけるだけでしたが、実は私の頭にはあるアイディアが浮かんでいたのです。
たこ焼き風蕎麦がき(2人前)
(材料)
・蕎麦粉・・・75g
・出汁・・・・150ml
・タコ・・・・適量
・ソース・・・適量
・マヨネーズ・・適量
・青のり・・・適量
・鰹節・・・・適量
①蕎麦粉に出汁を加え、蕎麦がきを作る。
②蕎麦がきを小さく分けて、真ん中にタコを入れて丸める
②蕎麦がきを小さく分けて、真ん中にタコを入れて丸める
③高温の油で狐色になるまで揚げる
④お皿に盛り付けソースやマヨネーズをお好みで
配信でソースをかけた時、「たこ焼きっぽいな」と思ったんですよ。だったら完全にたこ焼きに寄せてみよう、と。美味しかったな〜。実は今回のメニューの一番の冒険ポイントはソースじゃなくて、「出汁で蕎麦がきを作ってみる」というところだったんです。これも前からやってみたかったんですが、ソースやマヨネーズに負けない風味を蕎麦がきが纏ってました。これなら「蕎麦つゆで蕎麦がきを作る」なんて実験もしてみようかな。
ただ、今回は流石に蕎麦の風味はあまり感じられませんでした。出汁にソースにマヨネーズですからね。でもそれによって一つ気付いたこともありました。
よく「素材本来の持ち味を生かして」っていうじゃないですか?その場合、意味するのは素材の味、ですよね?でも、素材の持ち味って味だけじゃなくて、食感とか値段とか手軽さとか色々あるじゃないですか?
今回のたこ焼き風蕎麦がきの場合、確かに蕎麦の風味は後退したけど、もちもちとした食感が普通のたこ焼きでは味わえないものだったので、それだけで蕎麦がきで作る意味があったと思います。
さて、次回はマリボさん提案の「黒蜜or抹茶+きな粉」についてもブラッシュアップしてみたいと思います。