東ドイツは共産主義政権により言論や報道の自由が殆ど無かった。
(西側もそうだが)
ベルリンの壁が崩壊を東ドイツ国民は自由と民主主義がやってくると信じて、歓迎した。
しかし、2000年代を過ぎてから旧東ドイツ地区は「ベルリンの壁の復活論争」が加熱している。
経済格差が共産時代も酷かったが、民主化した後も改善され無かった。
グルジアやウクライナも、民主化運動により西欧寄りの政権が出来たが、
「共産主義から新自由主義にスローガンが変わっただけ」
で結局、一般国民は豊かに成らなかった。
リビアのカダフィは、
確かに独裁者で反体制派を弾圧した。
しかし、マスコミはカダフィの蛮行のみを報道して、
反政府軍によるリビア国民への人権侵害を殆ど報道しない。
リビア反政府運動は、
市民団体つまりプロ市民を自称する「一部の活動家」が中核と成っている。
カダフィ支持でも、
反カダフィ派でも無い、一般庶民は双方から迷惑を受けている。
カダフィは確かに悪かもしれない。
しかし、
「善と悪の戦い」
「神と悪魔の攻防」
という一神教的な視点で見て良いのか。
カダフィはもう駄目で失権したが、
リビア騒乱を
「ツイッター革命だ!」と持ち上げた人々は、
カダフィが倒れた後に、カダフィより凶悪な政権が誕生する可能性を考えているのだろうか。
革命は闘争よりも、
闘争が終わった後が重要である。
サルコジはフランス共和国から外国人犯罪撲滅を理由にロマ人追放や、
モスク建設への制限を行った。
サルコジの独裁は許されて、
カダフィの独裁ばかりが批判される。
フランスはリビアに介入したが、
カダフィと同じく、
市民を無差別攻撃しているが、マスコミは黙りである。
http://self0507.blog52.fc2.com/?mode=m&no=1437&cr=5f78bd4864944d71708d40e3b6114556
「中東反政府運動に関する近況」
そして、日本のメディアは中東関連の報道をほぼやらなく成った。
熱しやすく冷めやすい「祭り感覚」の報道である。