
さて、「自分でもバンブーサックスを作ってみたいなぁ~。」と言う強い衝動に駆られてしまったのですが、はてさて、材料の「竹」はどこでどうやって入手すれば良いの?。(困)
実は我が家の目の前の古利根公園は古い城跡、周辺には竹林が広がっています。
竹は軽くて丈夫、成長がやたらと早い植物ですから、弓や槍など武器の材料にはもちろん、櫓やはしごなどの建築資材、その上、燃料にはなるはタケノコなんておいしく食えるわけですから、軍需物資としてはうってつけなワケです。
時として長い夜の見張りの間、城の武人が竹で笛を作り、手慰みとして吹いたりしていたのではないかな...と、勝手な思いを馳せたりもしたのですが、実はこの竹は青竹、孟宗竹でしてバンブーサックスでは使えないんですよ。(汗)
じゃ、バンブーサックスではどんな竹を使うのかと言うと...篠竹なんです。
孟宗竹など太くて大きいな竹が通称「雄竹」と呼ばれるのに対し、篠竹は通称「雌竹」「女竹」などと呼ばれる通り、細くてしなやか、節と節の間が広く、管がまっすぐで管楽器には最適、日本でも古来より「篠笛」などにも使われています。(その他「筆」とか「釣り竿」とかにも使われています。)
篠竹って結構、あっちこっちに生えているんですね、注意して探してみると。
道ばたや...
川縁などで良く見かけます。
しかし、何でもかんでも使えるのかと言うと、そうそう簡単ではありません。
バンブーサックスには直系2cm前後、節と節の間が少なくとも30cm以上で曲がりが無く歪みも無い竹が最適なのですが、これがあまり無いんですよ。
幸い、地元の坂東市を車で走行中、見事な篠竹を発見、近所の農家に聞きに行くと地主さんで「篠だったら採っててもらった方が助かるくれだからかまねど」と快く許可をいただけました。
よし、これでバンブーサックスが作れる!...と思ったのですが、そうは問屋が卸してくれないんですよね、これが。(汗)
...つづく!。
「かまねど」って、言われたらもう怖いものはないですね^^
「おえねど!」って言われたたらアウトですけどね~!。(笑)