え~、バンブーサックス自作狂奏曲も今日で第4楽章です。(え?)
ま、細かい事はこの際うやむやに、どうせなら「烈伝」とかにすりゃ良かった!。(爆)
さて、前回記事のように市販品の3本をそれぞれ計測して分析...で、これが3本とも微妙に違うんだなこれが見事に!。(汗)
結局、それらを参考にしつつも自分なりに試してはダメ出しを繰り返して、サウンドホールの位置を割り出しました。
あ、オリジナルのマウイ・ザフーン系は8穴(裏を入れると9穴)ですが、竹音工房の光平さんのヒチリコはリコーダーのように左手小指を使わない7穴(裏を入れて8穴)なんです。
上から本家ポケット・サックス、スイス製バンブーサックスD管、竹音工房製ヒチリコC管
僕は鍵盤弾きなので左手小指を使う事は全然苦にはならないのですが、この中で一番吹きやすいのが「ヒチリコ」なんですよ。
で、気がついた時にはすっかり7穴に慣れちゃって...。(笑)
それで、僕も7穴で作る事にしました、やっぱ日本人はリコーダーに慣れているので運指がリコーダーに近いと覚えやすい!。 (楽)
さて、最初にまず、管に鉛筆で基準の直線を引き、そこに穴の位置を書いておきます。
ただ、一直線に並べて開けると押さえ辛いので、それぞれの指にあわせて微妙に左右にズラしてマークしてます。
穴開けはドリルを使うと管が割れます。(汗)
それで、ハンダゴテで開けるんですが、これがまた面白いように「ジュっ!」と簡単に開きます。
うっかりすると管を貫通しかねないので、管の中に細く切ったダンボール紙を突っ込んであります。
最初に小さめの穴を開けておき、チューナーでピッチを確認しながら調律します。
音を高くするには上に、下げる場合は下に穴をハンダゴテやヤスリで広げながら細かく調整していきます。
穴は当初、1つ開ける毎にその都度調律していましたが...
1.その時はピッチが合っても、他の穴を開ける度にどんどん変わってしまう。(汗)
2.穴をあける時の熱で管自体が不安定、苦労して合わせても次の日には狂っている。(涙)
3.何度も計算に使う定数を微修正した結果、精度が上がって来たので基準の位置はほぼ正確になってきた。
と、いう理由から、もう一気に全部開けちゃっています。
その後、ざっと調律はしますが、本格的な調律は一晩置いて管が落ち着いてからゆっくり行う事にしました。
今の所、この方法が一番良いかなとは思っていますが、これからまた変わるかもしれません。(笑)
正直言って、調整はまだ思うようにはいかない...。(汗)
サウンドホールは調律が完了した後、押さえやすいように周りを削って整えます。
完成!。(嬉)
管の仕込みはたっぷり出来てるので、後はどんどん作って研鑽を積むだけです!。
手前が最初に作ったスイス製バンブーSAXコピーのEb管、奥が一番最初のおりじなるEb管
ある程度ちゃんとした物が作れるようになったら、サークルでも作って普及活動しようかな、我孫子で...な~んて事も考え始めています。(野望)
自分の作った楽器で演奏するって、考えていたよりずっと楽しい!。
どうです、あなたもバンブー・サックス初めてみませんか?。
面白いですよ~、作るのも演奏するのも!。(勧)
弦楽器と違って「穴」が重要ですものね。
そうなんですよ~、本家マウイXaphoonも熱した火鉢で穴を開けてます。
http://www.youtube.com/watch?v=j3Wnx2VYZq8
あ、動画中、半裸でバンブーサックスを作っている人こそ、Xaphoonの生みの親、Brian Wittmanさんみたいですよ!。(偉)
うぅ~ん不思議だ…
もっと、本業の記事に熱を入れてほしいものだ(笑)
でも楽しそう!(笑)
楽しいだも~ん!。(笑)
音楽は仕事でやると、楽しいだけじゃ済まないけど、物作りは最初っから最後までただただ「楽しい!」だけ。(爆)
でもね、楽器作りって素材の選定から仕上げまで、「音楽って何なんだろう?」とず~と考えながら作っているので、ある意味「究極」の音楽制作なのだ!。(真)
リードは、サックスのものを利用なさるのでしょうか?
ソプラノ、テナー、、どの大きさのものがいちばんフィットしますか? 僕も作ってみたくなりました。
私もケーナは作ったことあるのですが、挑戦してみたいので穴の開ける位置の寸法など教えてもらえませんか?