さ~、列伝も3段目にしていよいよ管に穴を開けます!。
と、その前に...これがまぁ、そうそう簡単に行かないんですわ。(超難っ!)
周波数は理論的には管の長さから直ぐに導きだされるハズなんですが...何か、全然計算通りにピッチが出ないんですよ~。(汗)
ネット上でマウイ・ザフーンの穴の割合なんかも調べたのですが、それでも全然ダメなんですよ~。
管の長さ以外にも太さ、肉厚、管の広がり具合、材の密度、乾燥の度合い、などなど竹は1本1本違いますからね、単純に長さだけで穴の位置は決められないんです。(困)
で、ふと「リコーダーの吹き口をリードに換えりゃ正確なピッチがでるじゃないの?」と娘の楽器を借りようとしましたが、「絶対いやだ!」と激しく拒否されてしまいました。(悲)
そこで、100円ショップで買って来たリコーダーに特製マウスピースを取付けたのがこのハイブリッドな楽器!。(笑)
これで正確な基準値を求めようという魂胆だったのですが....大失敗!。
ソから上は結構ちゃんと出るのですが、ファから下がもうメチャクチャ!。(汗)
何で笛だとちゃんとスケールになるのに、リードは全然ダメなんだ???。(謎)
そこ~で、3本ある市販品をそれぞれ計測してMac上で解析、その数値を元に位置を割り出しては実際に管に穴を開け、結果を元に微調整しながら自分なりの基準値を探す事にしました。
1度開けた穴をヤスリで広げたり、パテやテープで塞いだりしながら位置を調節。
同じ長さで太さの全く違う管を4本用意して、同じ穴の位置でピッチがどう変わるのかも実験。
それを計算式の定数にフィードバックして微調整、遂にオリジナルなサウンドホールの基準値を確定!。(祝!)
ま、未だに細かく微調整をしているので公表出来るレベルではないのですが、精度は確実に上がって来ました。(嬉)
よし、これでやっと「楽器」として使えるバンブー・サックスが作れるぞ!。
...つづく!
自然の素材ですからねぇ、なんてったって!。
同じ物は絶対に作れないってのも、手作り楽器の醍醐味ってものでしょうかね。(笑)