例によって何~んにも「列伝」で無いのですが、タイトルとしてはインパクトあるかなと思っただけで...まんまとアクセス数増えてるし!。(爆)
さて、管の準備ができたら、まず、マウスピースの部分から作って行きます。
3.荒削り
最終的には手がけのサンディングで微調整しながら仕上げますが、最初は機械で大雑把に削っておきます...あ、いや、後が楽なもんで。(笑)
グラインダに80番程度の粗目のディスクをつけて、ざっと角を落としておきます。
右が荒削りした管
注意!:サンディングに機械を使のは楽ですが、「あっ!」と言う間に削り過ぎてしまう傾向があります。
サンディングってホント見かけよりずっと難しいので、あまりこの手の作業に慣れてない人は手で削る事を強くお勧めします。
のこぎりを使って、節のある方を斜めに切り落とします。
この角度は非常に重要なのですが、この後、サンディングできちんと整形するので最初は目分量です。(笑)
でも、なるべくまっすく左右平行に切らないと、後の調整が難航するので丁寧に、節の部分は半分程度残しておきます。
あ、写真のノコギリは目が粗くて竹の表面がささくれてしまうので、今は超細めの仕上げ専用ノコを新調して使っています。
5.中削り
次に、固定した電動サンディングマシンを使って、切り出したマウスピース部分を整形していきます。
この時は#120番程度の中目で削って、リードの当たる角度を見ながら左右平行になるよう、とにかく真っすぐに削ります。
ですから、この段階でリードを当ててもまるっきり音なんか出てきません。
あくまで正確に角度を整えるのが目的です。
6.仕上げ削り
さて、最終段階ではマウスピースの先端部に微妙なカーブを取り、実際リードを乗せて音を確認しながらちゃんと音が鳴るように調整します。
具体的な番数で言えば、150番で整形して、上手く音が出るようになったら#240~320で微調整、#500番で仕上げるという手間仕事です。
でも、このリードが発音体なワケで、こいつが鳴らなきゃお話にならないんですよね、そもそも。
ですから、良くリードが鳴るように、みっちり時間をかけて調整しておきましょう!。
さ、マウスピースが出来たら、いよいよサウンドホールを開けて行きますよ!。
...つづく!
家も何やら工具類だけはたくさんあるのだけど
いかんせん、私が使えない。
ほんとうは、使ってみたいのだ。
私も「列伝」シリーズ、なにか真似しちゃお^^
大工の趣味が功を奏して道具類はほとんど買い足さずに済みました。
スキルもそのまま活かせるので、その辺りもピタリとハマったのかも知れません。(笑)
列伝の後は「実録」シリーズとかにしようかなぁ。(笑)