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三浦しをん 「愛なき世界」
読んでいると、そのシーンがギャグ漫画になって思い浮かぶタイプの作品はあまり好きではない。
少し展開が都合良すぎないかとまたまた心が離れた。
植物はサバイバルしていくために根を生やし芽を出し花を咲かせ、そこには「意識」や「愛」などない。
単に複雑な化学変化の繰り返しなのだけど、日本人なら「魂」を感じてしまうよね。
花の美しさに感動したり、雑草の力強さに励まされたり、ペットのように可愛かったり。
植物を研究している学者達も、研究対象に並々ならぬ愛着を感じている。
そんな日本人の生命観を考えながら読みました。
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