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奥田英朗 「サウスバウンド 上」
子どもは親を選べない。元、亜細亜革命共産主義者同盟所属の活動家で、頻繁に警察や学校の先生達と問題を起こす父と「学校なんか行かなくていい」とサラッと言う母。小学生の二郎には過酷な環境だと思った。
時々、自分とあまりにも考え方が違いすぎて、どんなに話し合っても相手の言っている事が全く理解できなくて、議論も徒労に終わる事があるが…
そんな相手が両親だったら…
これは経済的に独立するまでとりあえず忍耐、忍耐で過ごして逃げるしかないのではないだろうか。
下巻の沖縄編ではどの方向にストーリーが進んでいくのか楽しみだ。
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