Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■ピーターラビット■■

2018年05月29日 | 映画
観た人が「これは戦争だ」
と言っていたの
これかあ、と思った



映画 ■■ピーターラビット■■





私は「ホームアローン」を思い出した

正当防衛はわかるけど
やりすぎでしょ?
引くわー
みたいな

最高に笑えるんだけど
時々「そこまでやる?」と青ざめる

敵を追い出すために仕掛けたトラップが
それはもう残酷で危険。
純真無垢で
か弱い可愛い生き物が
考えたとは思えないレベル

イノセントな小動物のあどけない表情と
残酷な仕掛けのギャップが面白かった



CGのウサギが本当にリアルで
全く自然に人間の役者と共演していた

特にウサギの困った顔
申し訳なさそうな顔がとても良かった
泣きたくなるくらい切ない

大人の人間の役者には
出来ないんじゃないかな
あそこまで
セリフでなく表情で演じて
観客の心を鷲掴みにして
同情と共感を得るなんてことは

戦場にあるような
深刻な死活問題を抱えて
複雑な表情を見せるのだけど
元々の顔が非常に純朴な顔なので
生家を失ったショックとか
苦悩とか
残酷さとか
したたかさとか
自責の念とか
無垢さとかが
1つの顔の上に混在して
非常に複雑な表情になってる

でもこれは役者の力量じゃなくて
CGの力なんだよね
テクノロジーの力
画力の凄さ

何もないところから
人工的に生み出された絵に
胸がしめつけられそうなくらい
惹きつけられた



ピーターラビットたちと
トーマスとの死闘は

先住民族と開拓者達(侵入者)との
戦いの歴史を暗喩しているように見え

マクレガーさんの畑を巡って
争っている所は
パレスチナとイスラエルの関係を
思い出した



そのような隠れたメッセージを
作り手が意図していたのかどうかは
分からないが

私としては
よりストーリーの本質的な部分を
シンプルに楽しんでいた

仙人のようなビアと
エキセントリックなトーマス
メインの人間2人は
2人とも浮世離れしていて可笑しかった

特にトーマス
几帳面で神経質でプライドが高くて
自分を見ているようだった

ビアもトーマスも
キャラが誇張されていて
リアリティーがあまりなかったけど

一方で
ウサギ達の兄妹のキャラとか
ピーターと従兄弟のベンジャミンとの
やりとりの方が
とても自然でリアルで人間味があるのだ

そういう逆転しているところが
とても良かった



原作読みたくなった
そして続編出来たらきっと見に行く
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