Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■運び屋■■

2019年03月26日 | 映画
原題は「The Mule」
mule=
(1)ラバ
(2)ラバのように頑固な人
(3)麻薬などの運び屋



クリント・イーストウッド主演
評判もものすごく良い



映画 ■■運び屋■■

☆☆

うーん、それほど良いか~???
と、思った
クリント・イーストウッドの作品では
もっともっと
嗚咽を漏らすほど泣いたり
胸が締め付けられるようになったものは
たくさんある

今回は
面白かったけど
あっけない幕切れだった

もっと、二転三転あったり
人間関係が複雑に絡み合ったり
予期せぬ結末に
頭を殴られたようなショックを受けたり
するかと思っていたら...



でも今回のクリント・イーストウッドは
いつもと違った

いつも、高齢の男性の役を演じても
とてもカッコイイ
自分の人生哲学を持った
正義感の強い人の役が多かったと思う

今回は、落ちぶれた老人
家族からも見放され
(これは今までもそういう設定が多かったか)

でも、なんか享楽的というか
大金を手に入れたら
パーッと周りに振る舞って
「ありがとう」と感謝されて
チヤホヤされて
丁重に扱われることに取り憑かれている

買い物中毒者とか
ホストクラブにハマる人とかに
近い気がした
心に隙間があるからなんだよね



そういう気質のせいで
家族を顧みなくなって
家族から疎んじられてしまったわけだが



でも、汚いお金で
孫の結婚式に出資して感謝され
絶縁状態だった家族の心もほどけ
妻とも和解でき
お葬式にも参列出来た

家族の心を惹きつけるのはお金なのか?
なんだかなーと思った



アメリカの正義感溢れるヒーローを演じていた
クリント・イーストウッドが
今回はこんなに枯れた
生活のために犯罪に手を染める老人を演じている

スマホも使えないし
時代錯誤な別称を何の罪悪感も無く発して
何が問題なのか全く分かっていない
時代に取り残された無知な老人

よくこんなカッコ悪い役を引き受けたな
と、思った



こんなことしか読み取れなかったのは
私の洞察力が低すぎるからか

ネコに小判の作品なのかなあ
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