Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■あのこと■■

2023年01月05日 | 映画
社会派の映画かと思っていたら
かなりホラーだった
トラウマになりそう
 
 

映画 ■■あのこと■■

 
 
フランスでは1960年代
中絶が禁止されていた
中絶をした女性はもちろん
手術をしたり
流産を促す薬を処方した医者も
罰せられる
 
望まぬ妊娠をした女子大生アン
当時は出産すると
学業と両立させていくことは
恐らく不可能
なんとしてでも勉強を続けたいアン
その行動は…
 
 
ここから先ネタバレしながら
感想を思いつくまま
書いていきます
 
ネタバレ感想
 
◆違法中絶シーンや
人工流産した赤ちゃんを
産み落とすシーンは
本当に残酷で
これは「中絶反対!中絶は殺人」と
力説しているのかな?
と、思うくらい衝撃的だった
 
◆「宿した命」の両親は
「あなたこそ生涯の相手」と
お互いを思っていたわけではなく
単に20歳前後の男女が惹かれて
流れるように行動した結果だった
ありがち、ありがち
 
高校と大学では
避妊方法の授業を必須科目にして
試験にパスしないと卒業できない
くらいにした方がいいのでは…
と、思った
 
特に女性に!!!
(困るのは女性の方だから
自分の身体と自分の人生は
自分で守るのだ!)
経口避妊薬とか
モーニングアフターピルとか
みっちり教育、啓蒙して
アクセスしやすくすべし!
※でもこれらの薬は
 60年代はまだ
 利用できなかったと思う
 
◆妊娠は女性の身体と人生を
すっかり変える
一方で男性の方は
綺麗に忘れて生きていける
 
◆中絶が違法の社会では
「望まぬ妊娠をした」と
告白されると
みんなサーっと遠ざかるのだ
巻き込まれたら自分も罪人になる
従って
助けてくれる人がいないのだ
 
妊娠、出産は本当に命懸けの仕事
トイレなどで一人で赤ちゃんを
出産して
公園などに捨てたというニュース
よく見るけど
本当に危険な行為なのだと思う
命懸けで一人で産み落とした後
父親は探されもしないが
母親だけが罪に問われる
 
熊本の
「こうのとりのゆりかご」が
匿名での出産を受け入れているけど
本当に尊い支援を
してくださっている
もっと全国に広がってほしいし
国の事業としてやるべきなのでは
 
そういう支援や相談体制が
孤独な妊婦とお腹の中の命を
たくさんたくさん守れるのでは…
 
◆アメリカでは
この映画のような状況に
戻ってしまった州もあるんだよね
 
でも他の州で
手術を受ける手もあるし
アメリカは
養子縁組が盛んだから
この映画のように悲惨なことには
なっていないと思いたい
相談する機関も多いと信じる
 
前述した薬も
日本よりアクセスしやすい
 
 
私は
なぜ中絶は合法であるべきか
という理由を
上手く言えない
非人情な人のように聞こえそうで
「中絶は殺人だ」という
中絶反対派の意見の方が
説得力ある…
 
 
いろいろ考えさせられた
そして目を逸らしたくなった
2023年一発目としては
ちょっとホラーすぎました💦
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