Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■モアナと伝説の海■■

2017年04月17日 | 映画
満足
しかしまた
数年経ったらストーリー忘れてそう



映画 ■■モアナと伝説の海■■

☆☆☆



広い世界に憧れる女の子の話
冒険心を抑えようとする両親
絡みつく伝統、しきたり、期待される役割に
プレッシャーを感じる

それでもついに思い切って外界に飛び出し
冒険の末に
成長して帰って来る

よくあるパターンなんだけど
今回は
南太平洋にあるのであろう架空の島が舞台

南国の音楽が非常に良かった



手短に感じたこと羅列しておく



モアナの島が直面する危機
魚が捕れなくなったり
ココナツの実が沢山黒くなってしまって
食べる物がなくなってきたのは
地球温暖化によるものだと思った

...でも考えてみたら
まだ地球温暖化なんて出現していなかった頃の
時代設定ですね...

でも観ているときにはそんなことに気付かず
そういう
人間の自然破壊に対する批判とか
地球温暖化への警鐘とかが
盛り込まれている映画なのだろう…
と、思ってたら
なかった…



モアナは単に
伝説上の「行き違い」を正しただけだった
温暖化が敵ではなかった

そして南の海には平和が戻った



しかし本当にそうかな?

この美しい島も将来
海面上昇に伴う高潮や洪水に
ひっきりなしに襲われるんじゃないかな?

それは
島の長老も神様も
想像だにしていなかった悪夢

溶岩のモンスターよりも
もっともっと恐ろしい「人間」の仕業



...そんなことが気になって
和やかなハッピーエンディングも
なんだか素直に「良かった」と思えなかった



ひねくれすぎですね



おとぎ話はおとぎ話として
素直に観れば良いのに



南太平洋の島々には今
海面上昇の危機が逼迫した問題で
島の人達の多くは
島を捨てる選択を余儀なくされていること
観客にとっては周知のことなのに
全く触れずに
完全に無視して平和な穏やかな島の物語を見せてくれても
(しかも温暖化の主たる原因である
アメリカが作った映画)
なんだか嘘くさくて
違う気がしてしまって
満足出来なかった



あー、でも
架空のお話なんだから
現実の問題なんか匂わせる必要はないんだ

やっぱり、現実とリンクさせてしまった
私が悪い



一番気に入ったのは

ディズニーアニメのお約束
「主人公のお供の動物(時には雪だるまとか)」は
「今回はこの子豚のプアなんだ〜」と思ってたら
途中から頭の弱いニワトリのヘイヘイに移っていた
なんでだろう?

ヘイヘイは頭悪すぎて
全然役に立ってなくて
完全に足手まといだったのだが…

モアナ達との意思疎通も難しい
どこへ行くのか
何が起こっているのかも分かっていない

可愛いの逆
アグリーな見た目
(段々慣れてきて可愛くなってくるから不思議)

なんだろう
こんなキャラクターを
相棒に選んだ狙いは?

可愛いとか頭いいとか
機転がきくとか
面白いとか役立つとか
そんないいところなんてゼロでも
そばにいてくれるのが嬉しかったり
そいつが窮地に陥ったら
助けずにはいられない存在

つまり
友達というのは
その人に価値があるから付き合うんじゃない
と思った

側にいるだけで
「あー、よしよし、いるな」
と安心する、時には嬉しくなる存在
だから一緒にいる

このヘイヘイという
新しいタイプの相棒キャラクターが気に入った



それから1日経って気付いたんだけど
今回はプリンスとかヒーローとかとの
ラブストーリーは無しなのね!!!

マウイはヒーローではあるけれど
今までのディズニーのプリンセス物アニメの
王子様達と違ってスレンダーなイケメンではない

そしてモアナと互いを異性として意識したり
ドキドキしたりはない
第一モアナは人間で
マウイは半神半人だからか…?

いや、アリエルだって
人魚と人間とのラブストーリーだから
今回もラブストーリーをメインにしたストーリーに
出来たはず



ラプンツェルやアナ雪だって
ラブストーリーはメインではなかったけど
ちゃんと添えられていたと思う…

プリンセスが主人公の映画で
ラブストーリーが全くないのに
驚いた



ディズニーは
恋愛至上主義に疑問を投げかけたのか?
永遠の愛などないのだから
自分の家族と故郷と自然を愛して
冒険心は忘れずにたくましく生きていけ
ということなのかなあ?

ディズニーのプリンセス物のアニメは
どんどんフェミニズムが強くなっているような気がする
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 英語レッスン 2017 春 #1 | トップ | ピアノ全然弾いていない... »

コメントを投稿