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ひとりごとです

映画 ■■ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえり お母さん〜■■

2022年06月24日 | 映画

最近、名画座で

よく映画見てます
 
ネットで予約や座席指定が
できなくて
直接窓口で
現金で買わなきゃいけないのが
とても面倒ですが…
 
いい映画をやってます
 
 
映画 ■■ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえり お母さん〜■■
 
 
80代のお母さんと
90代のお父さん(監督の両親)が
二人で一戸建てに暮らしている
 
働き者で社交的だったお母さんが
認知症を発症した
 
お父さんは耳が遠く
背中が大きく曲がっている
こんな二人に
二人暮らしさせてていいの?
 
私だったら
同居しないかとか
老人ホームに入って
24時間ケアしてもらえる方が
安心なのではとか
説得すると思う
 
うちの親もそうだったけど
「いや、もうしばらく
二人で暮らす」
と、自分達で暮らしたいと
思う老夫婦は多いと思う
 
「そっちはいいかもしれないけど
こっちが心配で落ち着かないよ!」
私だったら親と揉めそう
 
 
自分の両親の最後の時や
私たちの老後のことを
投影しながら見た
 
 
ひどく腰の曲がったお父さんが
洗濯物をタライで手洗いして
洗濯機で脱水して
干している
 
私だったら
ボタン一つで乾燥までやってくれる
洗濯機をプレゼントするな
(使えないのかな…?)
 
本当に
あの年齢の夫婦を二人だけで
住まわせているなんて
二人にとって負担が大きすぎる
と、思ったのだけど
映っていないだけで
家事代行などの介護サービスを
利用していたのかもしれないし
 
地方自治体の福祉課では
しっかり目を光らせて
見守りをしていたのかも知れない
 
 
ずっと家で暮らしたい
その思いは
一度も家を離れたことがないと
歳を取れば取るほど
ますます強固になる
 
そして体が弱ってきて
「これは大変だから
なんとかやり方を変えなくては」
と思っても
もう、変えるとこに踏み切るだけの
エネルギーは残っていないのだ
 
 
脳梗塞になって
入院していたお母さんが
転院する前に
自宅に一旦帰った時
お母さんは嬉しくて
声を上げていた
 
やっぱり「自分の家」というものは
落ち着くのだ
自分の
アイデンティティのようなものだ
雨風をしのぐ物質的なものではない
 
80代後半の認知症で寝たきりの
女性を見ると
「周りの家族は大変だな」
と、思うが
当の家族にとっては
かけがえのない存在なのだ
喋れなくても
動けなくても
1日も長く長生きしてほしい
以前のように元気になってほしい
と、思うものなのだ
 
曲がった背中で
手押し車を押して
1時間かけてお母さんに会いに行く
お父さんの愛情に
ポジティブさに感動した
 
 
私は
うちの両親も
こんな感じだったのかな
母が認知症を発症して
辛抱強く相手をしていたけど
映画の中のように
衝突してたのかな、と思った
 
そして私達も
こんな感じになるのかな
と思った
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