明日は早朝から会議が催されるので、早寝&早起きをしようと思いましたが、今に至っております。
この「不思議の小箱」シリーズも随分と滞ってしまいました。
まあ、こんな記事を楽しみにしている人もいないと思うので、マイペースで進めてみたいと思います。
今回、紹介します小箱はFulltoneのFat-Boostです。
この、Fat-Boostもかなり長い間、使い続けています。
何年ごろに買ったのだろうか?
おそらく舎弟がアメリカに留学していた頃に、現地で買ってきてもらった代物です。
Fulltoneは、他にFulldrive2や、69なんかを使っていました。
日本にコレらが入ってきたばかりの頃は、日本の楽器屋ではすごく高値で売っていましたね。
でも、現地で買うと、そんなには高くなかったようです。
この頃の流行は、何と言ってもトゥルーバイパスでして、EFオフ時には、電子回路を通らずにダイレクトで原音を通過させるという機能です。
当時はまだトゥルーバイパススイッチを採用しているEFは、ごく僅かでした。
これに出会う前は、小生もBossやイバニーズ、マクソン、MXRなんかを普通に使ってました。
しかし、Fulltoneに出会ってからは、オフ時の原音に拘るようになり、少しづつ電子スイッチ物を除外していくようになりました。
電子スイッチ物は、繋げただけで原音が変化してしまいます。
か細くなったり、篭ってしまったり・・・
そして、ボリュームペダルの問題に突き当たってしまうのです。
ボリュームペダルも、繋いだだけで音痩せしてしまいます。
バッキング時の音量と、ソロを弾く時の音量差をボリュームペダルで調節していたのですが、音痩せを目の当たりにしてからは、もうボリュームペダルは繋いで要られません。
(ショーバッドのような高級ボリュームペダルは、音痩せが少ないそうですが)
そこで、小生のEFボードからボリュームペダルを外す代わりに採用されたのがこのFat-Boostでした。
原音を色付けする事少なく、ブーストするイメージのブースターです。
クリーンブースターとか言われることが多いですよね。
このFat-Boostは、すごく良くできています。
ナチュラルに全帯域を持ち上げることができます。
また、ゲインつまみを回す事によって、原音に少し色付けして艶っぽく聴かせる事もできます。
Bassギターなんかに使っても、凄く良くなるんではないでしょうかね?
Toneコントロールも付いているので、好みに合わせて抜けさせたり、籠らせたりの調整ができます。
小生は、EFの最終段に設置しており、歪み時でもクリーン時にもソロや、ブレイク後のアクセントを付けるような場面で、踏んだりしてましたね。
下の画像は、当時の小生のEFボードです。
そして次の画像は、つい最近の小生のEFボード。
歪みのもや、空間系は入れ替えましたが、Fat-Boostだけは代わらず鎮座しています。
今では、クリーンブースターの類もたくさん出て来てますね。
Fat boostも最終的には、3世代ほど進化をして、現在では生産が終わっているとか。
ネット等を見てみても、この初期型はあまり見掛けなくなってしまいましたね。
不思議の小箱シリーズに興味を持ってくださり、ありがとうございます。
15年ぐらい前は、注目を集めていたフルトーンですが、現在ではブティックブランドが増えたので、それほど見かけなくなっちゃいましたね。
フルトーンの当時のHPでは、トゥルーバイパスでは無いほとんどのワウペダルの、トゥルーバイパスへ改造する為の回路図なんかを公開してくれてたりして、「当時のEFボード写真」に写っている、JENのクライベイビーは自分でトゥルーバイパスに改造しました。
パワーサプライに着目されているとの事でしたが、2番目の写真に写っている物ですかね?
アレはいただき物の安定化電源に、端子ボックスを自作して引っ付けた物です。
半固定で出力電圧を可変調整できるので便利です。
あのボードは、チャリでRHスタジオへ行き来していた頃に、重くて運ぶのに難儀して使わなくなっちゃいました。
なんせワタシはこの手の知識は皆無に等しいものですから、特にウチのギター小僧には真っ先に「コレを読め」とスマホを渡しています。
いつぞやの自作オーバードライブも確かフルトーンOCDの回路を参考にしていたようで、今回のネタも興味津々でした。
それとなんかパワーサプライの方法に食いついていましたよ。
今は禁ギターの受験生ですが、晴れて大学生になったら一度いろいろ教えてやってくださいまし。
来年もよろしくお願いします。