タミヤのドゥカティ888。エクスターが作り易かったので、ウーム赤くてちょっと変わったのも欲しいかな、と買ってみたイタリアン バイク。1990年代初頭のバイクでフレームがパイプなのだな、これ。
箱開けてちょっと雰囲気違うなと感じたのは当然で1994年の製品だった。カウリングはスライド金型では無いので3分割。今時珍しいメッキ部品入り。4半世紀以上前の製品なので今のタミヤ品質を望んではいけない。模型と実物の年齢がほとんど同じなのも面白い。
それでも、タミヤはタミヤ。フロントカウルの取り付けにちょっと手こずった以外に特に問題は無かった。昔からのプラモデル製作作法で作れるキット。フロントカウルは車体側に付いたメーターボックス?(フロントフォークの前に飛び出している奴)が当たり固定ビス穴と合わなかったので、メーターボックスのハンドルポストに当たる所を削って逃げを作りカウル側に取り付けて収めた。
一番難儀したのは排気管のデカール。けっして扱い難いデカールではないのだが、これは貼るのが難しい。私は、おっ固くないじゃん楽勝ね、と舐めてかかって失敗した。アフターに頼んだは良いが、品番間違えて、結局塗って済ました。間違えたデカールは透けていたゼッケンの白地が入っている方だったので、重ね貼りが出来たのは怪我の功名。2枚目は縁の細いトリムは切り取った方が貼りやすいと思う。
組説によれば、エンジンがフレーム強度メンバーの一部に使われているそうで、確かに見た目不思議な構造。888ccのエンジンは2気筒で、この前作ったホンダ(250cc2気筒)やスズキ(1000cc4気筒)のエンジンから見るとごつい。タイミングベルトは外付けだし、イタリアンだね(?)。残念ながらカウル付けると何も見えなくなる。だから、記念撮影。この辺がカウリング付きバイクの辛い所か。箱絵のコロッとした姿から受けるイメージより、ずーっと大柄なのだがエンジンの大きさ考えれば当然か。立体にした姿の方が絵よりスマートかつ恰好が良い。
フロントフォークはメッキ部品だったのでショック部はそれを生かすように塗装。ちょっとパーティングラインが有ったけど横から見てる分には許せる。上の方はゲートが有った為、綺麗にして黒・スターブライトシルバー・クリアオレンジ、と塗装。
赤はクレオスの3番、瓶生。フェラーリ、アルファもそうなのだが、イタリアンレッドは意外に暗いのだ。ハセガワのホンダが2009年、タミヤのエクスターが2020年、これは1990年初頭、なるほどね、と意味不明であるが納得しているバイク初心者である。2000年頃のレーサーってどんな姿なのかは、ちょっと気になったが10年ほど前に作ったヤマハがその位の年代だった。暮れから3台作って、順に机に並べて眺めている。工作するには非常に邪魔なのだが、3台並ぶと良い眺めで、なかなか片づける気にならないのだな。