たとえば模型道楽

1/72 デハビランド DH88 コメット その1

エアフィックスのD.H.88 コメット。1934年、英国からオーストラリアまでのマクロバートソン・エアレースのために作られた飛行機。壮大な話ではある。デハビランドは3機、緑、赤、黒を作り、赤のグロブナーハウス号が1位になった。ちなみに緑の名無し号はリタイアしたとの事。

最初はご幼少の頃、色(当然赤)と恰好良さに惹かれてビニール袋入りのを買っては見たがが作れなかった記憶が有る。こんな渋い機体を買うなんざ小生意気なガキだったのかもしれない。三つ子の魂なんとやらで、赤箱になってからの再販を色違いで2機も買ってしまったが、あの出来は承知でもあんまりのキット。氷砂糖風のキャノピーで当然窓枠なんのぞのモールドは消え果て、絞り用の型にしかなりそうもないし、首が二つ胴体から生えているだけの操縦席とか、これをうまく削ると翼や胴体になるかもよ風の部品もなかなかのもの。更に、箱絵は銀なのにデカールは白のレタリングと、やっぱりなー、でも好きなんだよなー。尚、1機は歪みまくりでどうやっても飛行機にはならなかった。    

そうこうしている内に、KPモデルが1/72で新規に発売してくれたのだが、このメーカーは作った事ないし、簡易間違いなしだし、結構高いしで見送っていたがセールになっていたので、つい手が出てしまった。で、やはり、今でもこんな模型売ってんのかよと思ってしまう、簡易丸出しのキット。でも、貼れたら良さそうな大判のデカール緑、黒、赤の、3機分、が付いていた。セールで安くなっていたから買ったけど、都合3機も買い込んで未だ完成ゼロのエアに払った総額とトントンの値段、デカールが使えればまー良いかと。そう、エアフィックスに貼れたらめっけもんだ。

で、エアフィクスを何とかする次善の策としたのはスタンドモデル。キャノピー絞っても操縦席なんかないから塗ってしまおう、ついでに懐かしいスタンドに乗せてしまえ、という趣向。さて、KPのデカール。フィルム薄くて腰ががないので丁寧に扱わないとくしゃくしゃになるが使える。更に尾翼のレースナンバーと国旗の大きさもこっちの方が正しいようだ。良かった。

ブランズウイック グリーンはクレオスの三菱色、艶はクリアで調節。 窓の色はかなり悩んだ末、黒鉄色にした。もともと、ちょっと細身で実物より恰好良いエアのコメット、今風スケールモデルではないが結構好きな姿になった。

色が出にくい難しい被写体、バックを換えると印象も変わる。面白がって色々撮ってみた。ともあれ、現物の方が、ほうほう懐かしい、と言う感じで良いですよ。 

さて、KPのコメットでその2は来るのか。今時こんなもん風簡易キットなのだが、エアの後では上出来に見えるのだが。

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