2年前のクリスマスの届いたオースチン救急車。既にずいぶん高くなっていたけど、今やあの値段。大きさ、内容考えると、ちょっとねー、のはず。
寝ていた理由はその構成。こんな板組で大丈夫かと思わせるバラバラの部品に腰が引けた。色も判らないので、組説信じて塗るだけ塗って放り出してあったが、ほう、こんなの有ったかで再開。
板組のボディー。組んでいく内にダボの逃げとか、わずかな抜きテーパーとかが微妙に重なってきて、微妙に合わなくなる。まーこの辺は想定内。やっぱりボンネットとフロントフェンダー周りは手成りでは組めずあちこち削ってやらねばすっきり収まらなかった。
あとライト類の表現は今一過ぎると思う。次善の策で、ガラスに減光塗装とした。ウインドシールド(なんて立派な物ではないね。)にワイパーがモールドされているが、細くて塗れそうもないので余り物のPE(48のドイツアンテナ。)を付けた。ワイパーは当然手動だろうからモーターなんぞは付けなかった。
一番の番狂わせはデカール。飛行機キットに付いている、ほとんど透けない上質な物ではなく、一昔前のハセガワを彷彿とさせる品質でがっくりした。
箱絵では相当汚くなっているが、このマーキングは本国、補助地方義勇軍(多分、エリザベス女王の写真の車)の車両なので手入れは良さそう。タイヤに土を付ける程度にしといた。尚、後ろのドアが開いているのは建付けが良くなかったからで、けっしてキャビンの中を見せたかった訳ではない、悪しからず。結果、見た目は面白くなったとは思っている。ほとんど点付けで微妙な隙間のあるドアとドアヒンジの接着は合成ゴム系接着剤を使った。軽く触る程度なら逃げてくれるのも嬉しい所。
昔、1/76(当然エアフィックスよ。)で作ったことが有る懐かしい救急車だ。ただし、これ、後発のタミヤの48で十分楽しめる思う。デカきゃ良いわけではないのだよ。