まだ売っているのか判らないが、これも良いキット。「その1」なのはこのメーカー得意のデュアルパックだから。昔、1機作ってローゼンジがデカールで再現できるのに感激、割安なデュアルパックにクラっときて買い込んだもの。同社らしく凝った造りなので週末にホイとは行かないが、色々がまんして作ればかならず完成するはずのキット。張り線無いし。
褒めてみたがやはり支柱からみの組み立てとローゼンジ デカール貼りは忍の一字で、貼り終えて力尽きた。それが長い間放置していた理由。要は面倒になったのね。でも、出来上がると良い眺めになる。もう少し艶上げた方が良かったかもしれないな。
100年以上前の飛行機だから、鮮明な写真は無いし、どう作っても何とかなる、てなことは無い。結構調査が行き届いていて色々面白いのだ。この機体のエピソード(組説より)。この機体のパイロット、一度撃墜されパラシュートのおかげで火傷を負ったが一命をとりとめ、療養後復帰。最終的に7機の撃墜を記録した。うち2機はRAFのエースだった。それはともかく、この幸運なパラシュートは修理の後再使用され、もう一人のパイロットの命を救った、との事。当時のパラシュートでの脱出は今の射出座席(これでも相当リスキー)とは次元が違う緊急操作だったはずだ。