真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

FIAT&ABARTHについて

2008-03-22 14:59:41 | FIAT&ABARTH

 FIAT(フィアット)は、イタリア最大の自動車メーカーであり、車だけに限らず鉄道車両、船舶、航空機の製造、出版、金融など、イタリアを代表する巨大な企業グループです。イタリア・トリノを拠点とする、1899年創業の歴史のあるメーカーでもあり、フェラーリを始めとして、アルファロメオ、ランチャ、マセラッティ、アウトビアンキ、アバルトなどイタリアの主要なメーカーを傘下に収めています。社名のフィアット(FIAT)とはFabbrica Italiana Automobili Torino(トリノ・イタリア自動車製造所)の略。

 主に小型大衆車を得意とするメーカーであり、高級車やスポーツカーなどは、傘下のアルファ、ランチャ、マセラッティと、グループ内でブランドを分けているようです。日本でFIAT(フィアット)といえば、まずはFIAT500(チュンクエチェント)、それにFIAT Panda(パンダ)でしょうか。イタリアを代表するメーカーですが、小型大衆車を得意とする関係からか、日本での認知度はそれほど高いとはいえないように思います。高いお金(や維持費)を出してイタリア車を所有するのならば、ブランド・イメージの強いフェラーリ、アルファロメオ、ランチャを選択する方が多いのでしょう。小型実用車が欲しいのであれば、一般的には(日本では)ドイツ車という選択になるのだと思います。また70年代、80年代のイタリア車は、錆や故障など信頼性に欠ける事が多かったようで、それも実用車としてイタリア車を選ぶことを妨げているのかもしれませんね。日本では、どちらかというと好き者が乗る車というイメージでしょうか。


 ABARTH(アバルト)は、イタリア・トリノ市に拠点を置いていた1949年創業の自動車メーカーです。創始者は、オーストリアウィーン出身のカルロ・アバルト(Carlo Abarth) 。1950年代から70年代にかけて、(主にFIAT車)に『アバルトマジック』と呼ばれるチューニングを施し、レースなどで活躍をしていました。71年にはFIATの傘下に入り、同社のレーシング部門としてラリーなどを行っていましたが、81年に会社としてのABARTHの活動は停止してしまいます。その後も80年代、90年代の初頭までは、ラリー等での活動が続きましたが、遂に97年にはFIATのモータースポーツ部門、フィアット・アウト・コルセに吸収されてしまいました。90年代の後半からは、ABARTHの名はFIAT社のスポーツ部門のブランド名の一つのようになっていましたが、07年に再び公式にABARTH&Cが復活(youtube)を遂げました。現在は、FIAT市販車のチューニングやラリーなどに参加しています。また同社のエンブレムには、創始者カルロ・アバルトの星座であるサソリが使用されています。

参考:ワールドカーガイド⑨/ネコパブリッシング、Wikipedia/フィアット、アバルトの項


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