真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

映画の中のFIAT車

2008-03-23 17:32:32 | 書籍&映像&音楽
 ここでは、FIAT車の登場する映画を集めてみました。FIAT車の登場する映画としてまず有名なものは、宮崎駿監督の『ルパン三世・カリオストロの城』(79/日本)が、挙げられるでしょう。有名な冒頭のシーンで、クラリスの乗った2CV(宮崎監督の当時の愛車)を追いかける悪漢と、ルパンの愛車・黄色いFIAT500(作画監督・大塚康生氏の当時の愛車)とのカーチェイスシーンが登場します。これはスーパーチャージャー付きのとんでもない改造車で、崖を駆け上がるなど実際にはありえない大活躍をみせます。この作品が、若い世代にもFIAT500を有名にして、日本での現在のチンクエチェント人気を作ったと言えるでしょう。

 次に古典映画では、イタリアを舞台とした『ローマの休日』(Roman Holiday・53/米)にも、FIAT車は登場しています。(イタリアが舞台ですから、ある意味当然ですが)。ただこの映画では、街中を走る車よりも、グレゴリー・ペック演じる新聞記者と、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が、2人乗りで軽快に走るべスパの方が印象的でした。日本でのべスパ人気には、この映画がかなり影響しているようですが、ローマ市内を縦横に走り回るシーンを見ていると、それもわかるような気がします。車の方は、初代フィアット500(トポリーノ/ハツカネズミ)が、王女を追いかけるカメラマンの愛車として登場しています。

 次も古典ですが、『ミニミニ大作戦 』(The Italian Job・69/英) にもFIAT車は登場しています。というか、この映画(イギリス映画ですが)イタリアが舞台となっていて、フィアット社全面協力のもと作られています。物語自体も、中国政府から援助資金としてフィアット社に空輸された400万ドルの金塊を、イギリスの大泥棒が盗み出すという話です。英国の映画ですからミニが活躍するのは当然ですが、ミニを追い回すパトカーにアルファ、ランボルギ-ニー・ミウラ(冒頭崖より落ちて大破してしまう)、ジャガー、アストン・マーチンなど、そうそうたる名車が登場しています。また街を走る車として、フィアット500なども出演。また、近年BMWのミニを使ったリメイク版も登場したり、グランデプントのCMとしてもリメイクされています。

 最後は、有名どころとして『グラン・ブルー』(Le Grand Bleu・88/仏・伊) です。これは、実在する伝説のダイバー・ジャック・マイヨールをモデルにした伝記映画で、リュック・ベッソン監督と、俳優ジャン・レノを有名にした映画としても知られています。この中でボロボロのFIAT500が、ジャン・レノ演じるダイバーの愛車として使用されています。ピカピカにレストアされたものではなく、さりげない生活のため道具として登場していますが、これが非常にいい味を出しています。フロントガラスを手で開けるシーンが、とても印象的です。また西風氏のGTロマンにも、このジャン・レノをモデルにしたチンクエチェント使いが登場していましたね。


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