いっぽいっぽまたいっぽ

今年度45歳。15年前に地元の役所に就職した田舎者が、巨大組織で働きながら、日々思うことを綴る日記です。

夏の事業が全て終了。大きな課題が残された。

2013-09-13 07:39:39 | 日記
9月に行われた大きな仕事が終わり、
全ての夏の事業が終わりました。

最後の最後に、一番難しい事態に直面しました。
「人命の救助」です。

とは言え、参加者が溺れたわけではありません。

カヌーで転覆した参加者が、陸でパニックになったからです。

参加者はみな大学生。
小学生や中学生ではありません。
こちらも油断していました。

落ちた大学生は、落ちた恐怖で体が動きませんでした。

体を硬直させ
怖さ、悔しさで、取り乱し、泣きじゃくっていました。



私も、こういう場合、どうすればいいのか
思考が一瞬停止しました。

どうリカバーすべきか、脳ミソフル回転です。
彼の様子を見つつ、少しずつ落ち着かせるよう、
言葉を選びながらの声がけに必死でした。

幸い、時間はかかりましたが、彼は復活。
もともと気弱そうな感じの彼でしたので、
復活後も多少引きずってるように見えましたが、
それで仕方ありません。

ただ、夜、彼に声を掛けると、「もう大丈夫です!」と言っていました。



今回のこの仕事。
こちらが主催者ではありませんでした。
団体からの依頼を受け、
イベントの一部でカヌーの指導をしたのです。

もし何かあった時、誰がどう対応するのか、
また、何か起こらないようにするために、どうしておけばよいのか。

人命救助のプロがいるわけではありません。
私たちかプロになれと言われても、現実的には無理です。

イベント主催者も甘く見ていたかもしれない。
私たちも甘く見ていたかもしれない。

来年も開催予定のこのイベント。
余韻の残る今のうちに、この課題に向き合わねばなりません。
コメント
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