プロコフィエフの短編小説、ラストに残った『二人の侯爵』をほぼ訳し終えました。彼の小説には「二人の男シリーズ」ともいうべき類似した系統があり、これもそのひとつ。そして例によって不条理です。「善良な人」が一人も出てこない。終わり方も唐突であっさりしたものです。
ところでロシア人研究者の方にうかがった話では、プロコフィエフとショスタコーヴィチのダーチャは、お隣同士だったそうですね。ショスタコーヴィチの子供たちが庭で遊んでいると、「うるさい、あっちいけ!」とプロコフィエフおじさんによく怒られたのだとか。その言い回しにそっくりのセリフが、この小説のなかに出てきます。
ところでロシア人研究者の方にうかがった話では、プロコフィエフとショスタコーヴィチのダーチャは、お隣同士だったそうですね。ショスタコーヴィチの子供たちが庭で遊んでいると、「うるさい、あっちいけ!」とプロコフィエフおじさんによく怒られたのだとか。その言い回しにそっくりのセリフが、この小説のなかに出てきます。
プロコフィエフの音楽で始めて聞いたものといえば、もちろん「ピーターと狼」です。僕が子供のころ聞いていたものは黒柳徹子さんがナレーションをしていたLPでした。その後、いろんなヴァージョンを聞きましたが、黒柳さんの語りに勝るものは他にないと感じています。もちろん、個人的に親しんでる、懐かしい、といったバイアスが大いにありますけど。
小説の公開を楽しみにしています(気長に待ってます)。
小説の公開が遅れに遅れておりますが、ただいまようやくまとめの段階に入りつつあります。「気長に」と言っていただけるとありがたい限りですが、それに甘えてはいけませんね。頑張ります!