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TAMAの日記

京都で鉄分補給② 京都市電の思い出

こんばんは。

10月14日は「鉄道の日」

と言う事で、10月5日に京都へ行った話の続きを・・


京都鉄道博物館へ行く前に、京都市歴史資料館で

これを見学した。


京都市歴史資料館は京都御苑の東隣り、丸太町通りと寺町通りの
交差点を上がった所にあり、道中には同志社の創立者「新島襄」の
旧邸がある。

この度、「京都市電関係資料」が京都市指定有形文化財に指定された事と、
京都市営地下鉄が開業40周年になるのを記念して、今まで表に出なかった
貴重な資料が展示されることになり、その余りにマニアックな内容が
Twitter上で話題になっていたので、私も見に行くことにした。

入場は無料だが、当然中の写真撮影は禁止だ。その代わり

展示内容を網羅したリーフレットが貰えるので、家に帰ってからでも
ゆっくり確認出来るのが嬉しい。

展示内容で特に驚いたのは、新京阪鉄道(現在の阪急京都線)が、京都市南部を
通って山科までの支線を計画し、実際に市電伏見線と立体交差する架道橋の
設計まで行っていた事実だ。

実現してたら、阪急が京都の山科まで来ていたかもしれないね。




京都市電自体は、昭和53年9月30日に廃止。

私は当時、中学1年生だから京都市電には何回も乗っている。

廃止当時は、京都駅から七条通り、東山通り、北大路通を経て烏丸車庫へ行く
6系統と、そこから西大路通り、九条通りを経て再び東山通りに至る、環状運転の
22系統しか残っていなかった。

6系統は、ここで京阪電車と平面交差していた。
(残念ながら、市電の写真は一枚も無い)

しかし、最後まで残るだけあって利用者もそこそこ多かったから、
今も残しておけばと残念でしょうがないが、当時は地下鉄が
次世代の乗物で、市電は古臭いという風潮だった。



市電の廃止が迫ったある日、お別れ乗車に行こうと出かける準備を
していると、鉄道に全く興味のない弟が、自分も行くと言い出した。

私は即座に「嫌だ!」と断ったが、弟は「行く!」と聞かないのでお袋が

「意地悪言ってないで、連れて行ってやりなよ」

と言うので、渋々連れて行った。

市電の車内は、お別れ乗車の人で超満員だった。

すると、弟が突然 

「もう帰りたい!」

と人目も憚らず泣きわめきだした。

「だから言ったやろ!」

カッとなって、弟の頭を叩く。

当然、泣き止まない。

私も混雑する車内でいたたまれなくなり、途中で降りて帰るハメに・・

一日乗車券も買って、心ゆくまで22系統をグルグル回ろうと思っていた
計画は、ここに潰えたのだった。


京都市電とは無念なお別れとなったが、市電の車両自体は今でも
結構保存されている。

しかし、古い車両を静態保存するのには、メンテナンスに想像以上の
コストがかかる。

その為、最近各地で老朽化した保存車両の解体が相次いでいる。

財政状況が厳しい京都市も例外では無く、岡崎公園に保存されていた
市電が撤去されることになり、最近 車両が大阪の霊園へ引き取られた。

ところが、岡崎公園の市電を処分した京都市が、その市電を使って

ポスターを制作したので、配慮に欠けると批判を浴びている。

確かにタイミングが悪すぎたね。

ただ、京都市が市電の保存に冷淡かと言えば、それは少々言い過ぎだ。

梅小路公園では、きちんと屋根をかけて市電を展示している。











ここ以外にも梅小路京都西駅前、スタバの横に一両

梅小路公園東口にも一両静態保存されている。


京都市が岡崎公園の市電譲渡を決めたのは、仕方がない気もする。

文句を言うだけでは無く、クラウドファンディング等で協力出来る
ことがあれば、私も今後は些少でも協力していきたいと思う。


静態保存の話ばっかりしているが・・

京都市電の車両は、広島電鉄や伊予鉄道では今も現役で活躍中だ。

最近見たブロガーさんの記事でも、広島市内を元気に走る
元京都市電が写っていた。

久しぶりに広島行きたいな・・

 


鉄道ネタは、しばらくありません。































コメント一覧

TAMA
西風21様 コメントありがとうございます。私が記事に書いた
ブロガーさんが西風21様です。広電のお写真いつも楽しみに
しております。
西風21
すみません。間違ってUPボタンに触れてしまいました😭😭😭

続き…
はい、是非、ご来広下さい。良い街ですよ。
本日はありがとう御座いました〜感謝です😊😊‼️
西風21
こんにちは😃
今日は爽やかなお天気で気持ち良いですね。

はい、広島は京都市電は今でも現役で走ってくれていますよ😊

写真にあるような、床がフローリング材の車両も元気に活てくれています。

はい、コロナが落ち着きましたら、是非、御来広
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