ネオワイズ彗星(C/2020 F3)の代わりに46年前のコホーテク彗星(1973f)を載せました。
7月11日雨時々曇り。F3ネオワイズ彗星が梅雨空で見えませんので、1974(昭和49)年1月に肉眼彗星で見えたコホーテク彗星を載せることにしました。
今回のF3ネオワイズ彗星は当時のコホーテク彗星を少し大きくした感じかなと想像しています。まだ実物を見ていませんから。
コホーテク彗星は夕方の西空で金星と木星のすぐ近くに見えていました。肉眼で何とか存在が判る感じでした。双眼鏡で観察しますと、上へ伸びる尾が判りました。当時のことを思い出します。
46年過ぎて初めて当時の撮影写真からコホーテク彗星の尾の長さを測定してみました。昨日(7/10)、他の人の写真からF3ネオワイズ彗星の尾の長さ5.4度を測定したことにより類似した彗星の尾の長さを比較してみたくなりました。
そして、コホーテク彗星の尾の長さを当時の私の撮影写真とステラナビゲータソフトを使って測定してみました。
その結果、コホーテク彗星の尾の長さは3.2度でした。F3ネオワイズ彗星の尾の方が約1.7倍長いです。F3ネオワイズ彗星が見えたとしたら、多分迫力あることでしょう。
46年前の写真を添付します。
当時のトライXフィルムを使った白黒写真で自家現像、自家引き伸ばし処理したものです。会社の定時後、帰りに田んぼ道で撮影しました。彗星光度は1等でした。
早く晴れてF3ネオワイズ彗星の雄姿を観察・撮影したいものです。
夕空に見えたコホーテク彗星(1973f)
1974(昭和49)年1月9日18時01分00秒
露出10秒 135㎜ F2.8(絞り開放)
minolta SR-1S 固定撮影 トリミング トライX
ASA400 愛知県刈谷市
※この彗星の新番号はC/1973 E1です。