シリウス伴星の観察・撮影シーズンに入り、20cmドブソニアン望遠鏡で観察・撮影しました。
2月16日夜、晴れ時々薄曇り。シリウス南中の70~45分前を狙ってドブソニアン望遠鏡を庭へ準備しました。
伴星がドブソニアン望遠鏡の斜鏡金具の回折像(十文字)と重ならない時間帯を狙います。
準備中はシリウスが低空で光芒のまばたきが大きかったですが、地平高度が高くなってまばたきが少なくなりました。
まず、×200倍でシリウス伴星が観えるか眼視観察しました。
伴星が観えました。ピントを少しだけずらしますと、伴星の存在がよく判ります。
次に動画カメラに段取り替えしてシリウス伴星をパソコンモニターで確認しました。
パソコンモニターでは伴星はハッキリとは映っていません。時々伴星が映って観える程度でした。
空は薄雲が出てきて、シリウス付近も薄雲が行き来します。
露出をいろいろ変更して多めのショット数撮影しました。
途中で薄雲でシリウスの明るさが変化するのが判りますが、そのまま撮影しました。
シリウスがパソコンモニターに暗く映っている時は、撮影をずらしました。
2025年のシリウス伴星は、予報値で位置角58.6度、角距離11.2秒です。
撮影終了頃から本曇りになって機材を片付けました。本日(2/16)はそんなに寒くありませんでした。撮影は楽でした。
これから3月末までシリウス伴星の観察・撮影に最適なシーズンとなります。
シリウス伴星の観察・撮影には口径15cm以上の望遠鏡が有利です。但し、シーイングの良くない時は大口径でも観察・撮影できません。
撮影した写真3コマ(スクリーンショット画像を含む)を添付します。
(2/18写真③追加しました)
写真は3段階露出のコンポジット(複数枚合成)にしてみました。
①シリウス主星と伴星
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2025年2月16日19時50分~56分
露出(12.3ms+20.8ms+34.9ms)×250/500フレーム×6コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温10℃
※キャプチャエリア544×548
②シリウス伴星のスクリーンショット画像(レベル調整等有)
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2025年2月16日19時57分 露出25.3ms 20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 パソコンスクリーンショット レベル調整等有 自宅
③シリウス伴星のスクリーンショット画像拡大
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写真②を切抜き拡大